TOYOTA GAZOO Racingは7月4日に発表したカスタマー向けレーシングマシン『GRスープラGT4』を2020年3月から、まずは欧州で販売すると発表した。その後、2020年8月には北米、2020年10月には日本・アジア地域へと販売地域を順次拡大する計画だ。

 年々、費用が高騰しているGT3に代わって、ジェントルマンレースをはじめ、世界中のレースで使用されているGT4。すでにポルシェやアウディ、メルセデス、アストンマーティン、マクラーレンなど多くの自動車メーカーが参入している。

 そんなGT4マーケットにTOYOTA GAZOO Racingも参入。GRスープラをベースにドイツに拠点を構えるトヨタ・モータースポーツGmbH(TMG)が開発・製造するGRスープラGT4を投入する。

 マシンに搭載されるエンジンは3リッターの直列6気筒ターボエンジン。最大出力430馬力までチューンアップされている。トランスミッションは7速スポーツオートマチック(パドルシフト付)、排気システムにはアクラポヴィッチ製が採用され、出荷時にはラベノール製オイルが充填される。

 フロントスポイラーやリヤウイングには天然繊維コンポジットされており、車両重量は1350kg。サスペンションは市販GRスープラと同じく、フロントにマクファーソンストラット、リヤにマルチリンクを採用し、前後ともにレース用調整式ダンパーを装着する。

 そのほか、レース用キャリパーを採用したブレーキシステムや高剛性ロールケージを採用した軽量スチールボディ、レーシングバケットシート、6点式シートベルトなど、レースを戦うために必要な装備も備える。

 車両販売予定価格は諸経費や消費税などを除き、17万5000ユーロ(約2115万円)。各地域での販売&カスタマーサポートに関して、欧州はTMG、北米はTRD U.S.A., INC.、日本・アジアはトヨタカスタマイジング&ディベロップメント(TCD)が担当するとのこと。