WTCR世界ツーリングカー・カップをプロモートするユーロスポーツ・イベントは3月18日、第48回ADAC・トタル24時間レース(ニュルブルクリンク24時間レース)が9月に延期されたことを受け、同レースと併催予定だったWTCRドイツ戦の開催中止を発表した。

 2020年のニュル24時間レースは、ヨーロッパで拡大する新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、例年の5〜6月開催から、9月24〜27日に開催時期が移されることが発表されている。

 WTCRドイツ戦は、例年このニュル24時間レースのサポートレースとして組み込まれており、同じく新型コロナウイルスの影響で開催中止となったWTCRハンガリー戦に代わって、シーズン開幕戦を務めるはずだった。

 しかし、WTCRのカレンダーではニュル24時間レースの新たな開催日程である9月24〜27日の前週、9月18〜20日に中国・寧波戦が組み込まれているため、新スケジュールでの併催は不可能、開催中止という判断が下された。

 この結果、2020年のWTCRは6月5〜7日のスロバキアにあるスロバキアリンクで開幕を迎えることになる。

 またWTCRドイツ戦中止に合わせ、6月19〜21日のWTCRポルトガルのビジャ・レアル戦、6月24〜26日のWTCRオーストリアのアラゴン戦で、それぞれ予選と決勝が1セッションずつ追加されることも発表された。これにより当初の計画どおり年間20レースというフォーマットは維持される。

 ユーロスポーツ・イベント代表のフランソワ・リベイロは「我々は(ニュル24時間レースを主催する)ADACノルトラインによるニュル24時間延期の決定を全面的に支持する」と述べている。

「我々とADACノルトラインは2015年からパートナーとして活動しており、今後WTCRドイツ戦をニュルブルクリンクという象徴的なサーキットでふたたび開催できるよう、全力を尽くしていく」

「また、ひとりでも多くのファンが9月に行われるニュル24時間の第48回大会へ足を運び、イベントがこれまでと変わらない成功を収めることを願っている」

「(開幕戦となる見込みの)スロバキアの状況については地元プロモーターや関係各所と連絡を取り注視し続けている。仮にスロバキアでの開催がなくなっても、夏以降のイベントでレース数を増やし、年間20レースのフォーマットは維持するつもりだ」