2020年シーズン開幕を前に全日本ロードレース選手権で最大の話題と言っても過言ではない、伊藤真一率いるKeihin Honda Dream SI Racingが、プロモーション撮影をホンダドリーム足立で行った。

 3月7日(土)・8日(日)の『モースポフェス2020 SUZUKA〜モータースポーツファン感謝デー』が新型コロナウイルスの影響で中止となり、9日(月)に1時間の走行が2本の2輪テストが行われたが、Keihin Honda Dream SI Racingは、これをキャンセルした。

 カラーリングまでできていて、なぜ9日の2輪テストを走らなかったの? と思われる方もいるだろう。このKeihin Honda Dream SI RacingのホンダCBR1000RR-Rは、市販車カウルをペイントし『モースポフェス2020 SUZUKA〜モータースポーツファン感謝デー』に間に合わせるための暫定仕様だ。

 タンデムシートも付いたままで、FRPで覆われている状態。レース用カウルは、まだ間に合わず、ちゃんとしたポジションで走ることができなければ意味がなかったからだ。

 実際に3人がCBR1000RR-Rを走らせたのは、2月上旬にツインリンクもてぎのスポーツ走行を市販車状態で溝付きのスポーツタイヤのまま慣らし走行を行ったのみだ。当日は極寒だったこともあり、無理せずに走ったという。それでも「市販状態で、こんなに速いバイクがあっていいんですかね」と清成龍一が語るほどポテンシャルは高そうだ。

 この日、真新しいレーシングスーツに身を包んだ清成龍一、渡辺一馬、作本輝介の3人を始め、ホンダ勢は、絶対的に走行できていない状態だ。本来、4月4日(土)・5日(日)に開催される予定だった鈴鹿2&4レースも延期が決まり、第2戦ツインリンクもてぎも現状から言えば不透明な状況となっている。不謹慎だが、後手後手に回っているホンダ勢にとっては、このスケジュールの延長は、不幸中の幸いなのかもしれない。

 3月25日(水)・26日(木)には、本来であれば鈴鹿2&4レースの参加者向けのテストが入っており、今のところ予定通り行われる予定となっている。ホンダ勢は、ここで初めてレーシングスピードで走ることになるだけに、そのラップタイムが注目されるところだ。