メルセデスF1チームのルイス・ハミルトンは、自身の野菜中心の食生活への否定的な意見に反論、簡単なことではないが、ビーガン生活によりアスリートとして優れた身体づくりができていると語った。

「この数年、野菜中心の食事にするにしたがって、僕の健康状態はますます良くなっている」とハミルトンは『Daily Express』紙に述べた。

「健康面でも身体的なことでも、間違いなく利点を感じている」

 ハミルトンは、健康上の理由で環境の保護とエコロジーへの関心を深めていく上で、食事と栄養へのアプローチを根本的に変える選択をしたという。

「僕が菜食主義になった理由の大部分は、環境と動物への配慮によるものだ」とハミルトンは語った。

 しかし菜食への移行は簡単ではなく、F1活動をする上で体調を最高調に高められるようになるまでには多くの取り組みが必要だったとも、ハミルトンは認めている。

「すぐにできるような簡単なことではない。常に食べ物について学び、より多くの新しい食べ物を発見していく。それはこれまで食べたことのないようなものであり、多様性を得るためなんだ」

「タンパク質を摂らないと筋肉を失うと皆は思っている。皆は口々に『タンパク質が必要だ』なんて言うけれど、まったくくだらないよ。インターネットで少し調べてみるといい」

「昨年、僕は体を大きくした。体重を増やしたんだ。今年の冬には絞ったけれど、より多くの筋肉をつけている」

「今は、これまでには不可能だったほどの重いウエイトを持ち上げることができるし、これまでよりも長い距離を走れるようになった。そのおかげで、良いトレーニングができるようになっている」

 ハミルトンはF1におけるビーガン栄養学に関する第一人者だが、テニスプレイヤーのセリーナ・ウイリアムズやノバク・ジョコビッチなど、他のスポーツの分野にも同じ考えを持つ有名選手が何人かいる。

「同じようにしている人たちは大勢いるよ」とハミルトンは語る。

「世界中の他のスポーツでも、さまざまな選手がこうしたことを試しているのを目にすることができる。セリーナも取り組んでいるし、ジョコビッチもそうだ」

 ハミルトンとジョコビッチは、ハリウッドスターであるアーノルド・シュワルツェネッガーとともに、2018年公開の映画『ゲームチェンジャー』に出演した。この映画は植物由来の食事を推奨するドキュメンタリーだ。

「これは僕たち全員が進むべき、ポジティブで重要な道だと思う」とハミルトンは主張した。

「食べ物だけではないが、より正しく前に進むために、皆が取り組んでいく必要のあることがたくさんある。一歩ずつ進んでいくんだ」