7月8日(水)、ルノー・DPワールド・F1チームは、2021年にフェルナンド・アロンソを起用することを発表した。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響でシーズンの開幕が遅れた2020年だが、シーズン開幕前の5月にセバスチャン・ベッテルがフェラーリからの離脱を発表し、後任としてカルロス・サインツJr.(マクラーレン)が加入することが明らかになっている。

 それと同時に、ダニエル・リカルドが今年限りでルノーとの契約を終了し、マクラーレンへ移籍することが決定。リカルドの後任は明らかになっていなかったが、アロンソの復帰が噂されていた。

 ルノーからF1へ復帰することが決まったアロンソは、以下のようにコメントした。

「ルノーは僕の家族であり、2度のタイトルを獲得したF1での一番の思い出だが、今は前を向いている」

「キャリアのスタート時にチャンスを与えてくれたチームに戻り、最高のレベルに戻る機会を与えてくれたことは、大きな誇りであり、感慨深いものがある」

「僕はチームのプロジェクトに沿った理念と野心を持っている。この冬の彼らの進歩は、2022年シーズンの目標に信憑性を与えてくれた。 エンジニアからメカニック、チームメイトまで、自分のレース経験をすべて共有したいと思っている」

「チームは表彰台に戻ることを望んでいるし、僕と同じようにその手段を持っている」

 2001年にミナルディからF1にデビューしたアロンソは、2003〜2006年、2008〜2009年とルノーで6シーズンを過ごしており、2005年と2006年には2年連続でタイトルを獲得。その後の最高成績はフェラーリ時代のドライバーズランキング2位(2010、2012、2013年)となっており、マクラーレンに在籍した2018年を最後にF1を離れた。

 アロンソはF1以外のレースにも積極的に参加しており、2017年にはF1モナコGPを欠場して、トリプルクラウンを目指してマクラーレン・ホンダ・アンドレッティからインディ500に参戦したことも話題になった。初参戦ながら予選5番手を獲得し、決勝レースでもトップを走る活躍を見せたものの、エンジンブローによりリタイアに。2019年にマクラーレン・レーシングから2度目となるインディ500に参戦するも予選敗退。今年は3度目の挑戦を控えている。

 また、アロンソは2018年よりF1と並行してTOYOTA GAZOO RacingからWEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦し、中嶋一貴とセバスチャン・ブエミとともにル・マン24時間レースを制覇。2019年にはル・マン連覇を成し遂げたほか、小林可夢偉らとともにデイトナ24時間レースに参戦して総合優勝を飾っている。

 2020年はダカールラリーにも出場し、総合13位で完走。様々なカテゴリーで経験を積み、3シーズンぶりにF1へ復帰することが決まったアロンソは、エステバン・オコンとともにルノーF1で上位進出を狙うことになる。