アストンマーティン・レーシングは7月7日、8月15〜16日に開催されるWEC世界耐久選手権スパ・フランコルシャン、9月17〜20日に開催されるル・マン24時間に向け、LM-GTEアマクラスに参戦する98号車のドライバーとして、アウグスト・ファーフスを起用すると発表した。

 ファーフスはWTCC世界ツーリングカー選手権やDTMドイツ・ツーリングカー選手権などで活躍。その後はWECにも挑戦するなど、長年BMWのワークスドライバーとして活躍したほか、スーパーGTにも挑戦している。WTCRではヒュンダイをドライブしているが、新たにアストンマーティンに乗り込むことになった。

 今回ファーフスが乗り込むのは、LM-GTEアマクラスに参戦するアストンマーティン・レーシングの98号車で、ジェントルマンドライバーのポール・ダラ・ラナとアストンマーティンの若手ワークスドライバーのロス・ガンと組む。

 今後ファーフスは、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのスパ戦に挑み、翌週も同じくスパで行われるWECに参戦。さらにル・マン24時間に挑んだ後、11月14〜15日のバーレーン戦まで参戦するという。

 BMWのイメージが強いファーフスの起用にあたっては、ダラ・ラナがファーフスと家族ぐるみの付き合いがあることから打診したことによって実現したのだという。「アウグストとは長い間の友人関係にあり、いつの日か一緒に組んでレースに参戦したいと願っていたんだ」とダラ・ラナ。

「彼の今季のプログラムが新型コロナウイルスの影響で変更になったことで、ついにこの夢が叶うと知ったのはつい最近のことだ。WECでランキングのトップを狙えるチャンスが十分にあると思っている。今からとても楽しみにしているよ」

 また、アストンマーティン・レーシングのマネージングディレクターを務めるジョン・ガウは「アストンマーティン・レーシングのモータースポーツ活動としては過去最長の“休暇”となってしまったが、WEC再開にあたり、可能な限り最強のシステムを作り上げリフレッシュする必要があった。そこでポール(ダラ・ラナ)はファーフスを起用することを選択したんだ。彼を歓迎し、これからを楽しみにしているよ」とコメントしている。

 ファーフスは今季、インターコンチネンタルGTチャレンジに参戦を予定していたが、鈴鹿10時間の中止にともないスケジュールが空いた。ただ、ル・マンの翌週にはニュルブルクリンク24時間でBMWをドライブする予定で、9月は2週連続の24時間レース参戦というハードスケジュールをこなすことになりそうだ。