IMSAウェザーテック・スポーツカー選手戦のシーズン再開レースとなった第2戦デイトナ2時間40分レースで見事なワン・ツー・フィニッシュを成し遂げたマツダモータースポーツは、7月18日決勝の第3戦セブリングでも連勝をマークすべく、懸命な努力を続けているという。

 マツダのチームメンバーとドライバーは、デイトナからセブリングの間も新型コロナウイルスの脅威を緩和するため、慎重に過ごした。ドライバーのハリー・ティンクネル、オリバー・ジャービス、トリスタン・ヌネスはフロリダ州の暑さのなかトレーニングをこなし、酷暑が予想されるセブリングのスプリントレースに備えてきた。

 デイトナでジョナサン・ボマリートとともに優勝した55号車のティンクネルは、「デイトナで優勝したあとは、最高にハッピーな日々だったね」と振り返る。

「次は僕のお気に入りのトラックのひとつであるセブリングだ。知ってのとおり、あそこにはとても挑戦的な“バンプ”がある。セブリングではこれまでも、いい成績を収めてきた。2018年はクラッチの問題が発生する前、最後のピットストップまでは2位だったし、最速ラップもマークした」

「いまのクルマが速いことは分かっているから、今度もよい結果が得られることを期待している」

■ドライバーも打ち合わせはZoomで。ゴルフも上達?

 ティンクネルはまた、昨年との違いについてこう語る。

「個人的には、2020年はひとつのチャンピオンシップに集中できるのがよいね。昨年は(WEC世界耐久選手権との)同時参戦だったから精神的にも肉体的にもタフだった」

「(今年は)レースの間に、トリスタンとオリバーとともに過ごせるのは素晴らしい。セブリングは暑くて湿度が高い。レースに向けて可能な限りベストの体調を保つため、僕らは一生懸命トレーニングしているよ」

「すべての打ち合わせはZoomでしている。ゴルフにもかなりの時間を費やしたので、(ゴルフの)ハンディキャップを減らすこともできたよ」とティンクネル。

 一方、2戦連続の2位フィニッシュで選手権リーダーとなった77号車のジャービスとヌネスは、セブリング戦に雪辱を期している。

「デイトナでのW表彰台を経て、セブリングには自信を持って臨める」とジャービス。

「僕らはこれまでもセブリングでは悪くなかったけど、残念ながら好ペースを結果につなげることができていない。だから、それをしっかり成し遂げるのが今週末の目標だ」

 マルチマチックのエグゼクティブ・バイスプレジデントであるラリー・ホルトは、「古く荒々しい路面は、もちろんいつもどおりマシンにとってタフではあるが、12時間レースよりははるかにイージーだ」と目前に迫った2時間40分レースを展望している。

「現在が現在進めているマシンのセットアップは良いものになっているし、(セブリングでは)通常ドライバーたちが走り出しで要求する『ソフトな方向へ』のセット変更を避けるようにするだけだ」

「チームのマネジメントのおかげで、ミーティングやトラックサイドでのエンジニアリングなどの面でも、新型コロナウイルス感染拡大防止への厳格なプロトコルを守る革新的なアプローチがされており、すべてのメンバーが安全な状態に置かれている」