1月最初の週に行なわれるのが慣例となっていた、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のデイトナ24時間レースに向けた公式テスト「ロア・ビフォア・ザ・ロレックス24」が、2021年はレース前週の開催へと変更されることになった。デイトナ・インターナショナル・スピードウェイの関係者が明らかにした。

 2020年は1月3〜5日に行なわれたテスト「ロア」(Roar:咆哮・轟音をたてるといった意)は、3週間後に控える開幕戦でありシーズンハイライトでもあるデイトナ24時間を占う重要なイベントだ。

 通常、1月の第1週末に開催されてきたこのテストが、2021年は1月22〜24日に開催される。なお、開幕戦となるロレックス24 at デイトナ(デイトナ24時間レース)はその翌週、1月30〜31日に決勝が予定されている。

 これは、チームに対してオフシーズン期間を確保するための措置だ。

 新型コロナウイルスの影響により変更された2020年カレンダーでは、シーズン最終戦が11月中旬・セブリングでの12時間レースへとずれこんでいる。そこで「ロア」の日程をレース直前へと移動することによって最終戦との間に10週間のマージンを作り出し、各チームがオフの休養および準備期間に充てられるようにする。

 また、「ロア」に参加した各チームは、翌週のレースに向けてトラックに留まることができるため、ロジスティクス面などでも効率化が見込める。

 2021年のデイトナ24時間レースでは、IMSAのシーズン開幕を祝う「新しいファン中心のイベント」も計画されており、観戦チケットは9月上旬に発売されるという。

「我々は2020年シーズンを無事に終わらせるため引き続き努力するかたわら、2021年シーズンのカレンダー策定も進めている」とIMSA社長のジョン・ドゥーナンは関係者への書簡で述べている。

「我々は伝統的なプロセスを保ちながら、できるだけ開催日と開催サーキットの公平性を保つように努めている。我々は関係者や観客すべてにとってのシリーズの価値を高めると同時にコスト効率のよい新たな手段を、懸命に模索している」

「我々は新しく、エキサイティングな雰囲気をレースウイークに創り出したい。従来より数週間、シーズンの開始を遅らせることでチームには準備する時間を与えることができるし、テストとレースを2週連続で開催することにより、ファンにもユニークな機会を提供できるだろう」