9月17〜19日に開催されるル・マン24時間耐久レースに参戦するCARGUY RACINGは9月8日、木村武史、ケイ・コッツォリーノとともに参戦する3人目のドライバーとして、モナコ出身のヴァンサン・アブリルを起用すると発表した。

 2019年にル・マン24時間に初挑戦したCARGUY RACINGは、今季ル・マンへの参戦を当初予定していなかったが、WEC世界耐久選手権に参戦していたMR RACINGの枠を使ってのル・マン参戦をAFコルセから打診され、これをうけ2年目の挑戦を行うことになっていた。

 8月の時点で参戦発表を行った際には、チームオーナーにしてドライバーを務める木村武史、そしてケイ・コッツォリーノの参戦が決まっており、チームは“オールジャパン”での参戦を目指し、3人目のドライバーも日本人の起用を検討。当初エントリーには、関口雄飛の名が記されていた。

 ただ、関口の活動のプライオリティはあくまでスーパーGTとスーパーフォーミュラにあり、新型コロナウイルスの影響による渡航制限が関口のル・マン24時間挑戦の大きな障害となっていた。チームは粘り強く調整を進めていたものの、残念ながらこれを断念。さらに別の日本人ドライバーの起用を検討したが、これも実現しなかったという。

 そんななか、CARGUY RACINGでは木村とコッツォリーノと組む3人目のドライバーとして、アブリルを起用することになった。モナコ出身のアブリルはGTカーレース界でさまざまなマシンをドライブしており、2015年にはブランパンGTシリーズのスプリントカップ王者を獲得している。

 ル・マン24時間でも、2019年にプロトン・コンペティションのポルシェを駆ってLM-GTE Amの6位を獲得しているほか、GTオープンでフェラーリの経験もあり、3人目のドライバーとしては適任と言えるだろう。