メルセデス・ベンツのFFプラットフォームを採用するコンパクトモデル群のうち、現行の4代目『Aクラス』『Aクラスセダン』『Bクラス』そして『CLA』の全モデルに、従来はオプションとして設定されてきた先進の安全運転支援システム“レーダーセーフティパッケージ”が標準装備された。これでメルセデスの全モデルで標準化が完了し、9月17日より受注開始となっている。

 全体のラインアップで第二世代への移行が完了した感のあるNGCC(ニュー・ジェネレーション・コンパクト・カーズ)と呼ばれるFFコンパクトモデルたちだが、この現行世代から追加された『Aクラスセダン』や、流麗なフォルムを誇る『CLA』のシューティングブレークを含む全5車種に、最新の安全運転支援システム(ADAS)が標準化されるという、メルセデスらしい改良が施された。

 このレーダーセーフティパッケージは、最新世代で高度化されたステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーの働きによって、周囲の交通状況をより的確に把握することができるようになり、その機能が大きく進化。ほぼすべての機能に車両側の判断で作動する“アクティブ”制御が盛り込まれている。

 メルセデス流のクルーズコントロールたるディストロニックは、自動再発進機能付の“アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック”となり、高速道路などの走行時に先行車を認識し、速度に応じて車間距離を調節。新たに停止している先行車 の検知も可能となり、距離が突然縮まった場合には警告灯と警告音でドライバーに知らせる。

 さらに渋滞などで自動停止した際にも、30秒以内であれば先行車の発進を認識して自動的に追従。それ以上の時間でも、軽くアクセルをタッチするかステアリング上のスイッチを操作すればリジュームとなり、ふたたび追従走行が再開される。

 さらにステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーを活用し、車線のカーブと先行車を、車線が不明瞭な道ではガードレールなどを認識して、車間を維持しながらステアリング操作をアシストする“アクティブステアリングアシスト”機能も搭載されている。

■あらゆるセーフティ機能を備えたパッケージ

 この高精度な装備を活用した機能には、左右車線まで認識して突然渋滞の最後尾が現れた場合などにも左右などに回避スペースがないと判断すると、即座に自動ブレーキを作動させる“渋滞時緊急ブレーキ機能”や、ウインカーを点滅させると3秒後に自動で車線変更する“アクティブレーンチェンジングアシスト”、警告灯や警告音の作動後もドライバーからのステアリング、アクセル、ブレーキ、タッチコントロールボタンの操作がない場合に、警告音を鳴らしながら緩やかに減速して停止、パーキングブレーキを作動させる“アクティブエマージェンシーストップアシスト”など、多くの機能が内包されている。

 また高速道路上だけでなく、歩行者飛び出し検知機能付きのアクティブブレーキアシストや、正確なステアリングトルクを計算して、ドライバーのステアリング操作をアシストして衝突の危険を回避する“緊急回避補助システム”、前後1m以内に障害物がある場合、アクセルを強く踏んでも2km/h以上速度を出すことなく警告音を発し、誤操作の可能性を知らせるドライブアウェイアシストなど、ドライバーを支援する多くの機能を網羅。

 レーンキーピングアシストやブラインドスポットアシストも、降車時にまで後方から接近する障害物を知らせる機能を盛り込み“アクティブ”とされるなど、乗員と周囲の安全を確保するあらゆるセーフティ機能が揃った。

 この改良に合わせて『Aクラス』と『Aクラスセダン』はホイールのデザインも刷新され、価格は『Aクラス』が363万〜436万円(税込)、『Aクラスセダン』が373万〜516万円(税込)に。同じくファミリーユース向けの『Bクラス』が422万〜452万円(税込)、『CLA』が472万〜565万円(税込)、そして『CLAシューティングブレーク』が483万〜575万円(税込)となっている。
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