WRC世界ラリー選手権は10月9日、イタリアのターマックラリー『ラリー・モンツァ』を2020年のシーズンカレンダーに加え、同ラリーを今季のフィナーレイベントとして12月4〜6日に開催すると発表した。

 新型コロナウイルスの影響を受けて今季のスケジュールを大きく変更したWRC。序盤3戦は予定どおり実施されたものの、以後のイベントでは延期や中止が相次いだ。その中には日本でのラリージャパンも含まれることになったのは周知のとおりだ。

 その後、改訂版スケジュールを発表したシリーズは、第7戦ベルギーを最終戦とするカレンダーの下、9月のエストニアから選手権を再開させている。そんななか第6戦イタリア会期中の今週金曜日、イタリアを舞台とするもうひとつのラリーイベントの開催がアナウンスされた。

 第8戦として新たに組み込まれたラリー・モンツァは、イタリア北部ミラノ近郊にあるアウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ(モンツァ・サーキット)で開催される。

 ラリーはWRCのショートフォーマットスケジュールが採用され、初日と最終日のアクションの大部分はサーキットで行われる。土曜日はモンツァから近いロンバルディアの閉鎖された公道にステージが設定される予定。3日間で行われるスペシャルステージ(SS・競技区間)の合計距離は約220kmとなる見込みだ。

 1978年から開催されているラリー・モンツァの過去の優勝ドライバーの中にはセバスチャン・ローブ、ダニ・ソルド、ロバート・クビサなどのWRCスタードライバーたちの名前を見つけることができる。しかし、もっとも象徴的なのは過去7度の優勝を果たしているMotoGPのレジェンドライダー、バレンティーノ・ロッシの存在だろう。

 WRCプロモーターのマネージングディレクターを務めるヨナ・シーベルは、このラリーは競技者にとってエキサイティングな挑戦になるだろうと語った。

「ドライバーとマニュファクチャラーの両方のWRCタイトルが、チャンピオンシップの最終ラウンドとして行われるモンツァを舞台に最後まで争われる可能性が高い」と同氏。

「WRCは、さまざまは地形と変化に富んだ条件のなかで行われるラリーにおいて、最高のオールラウンドドライバーを表彰することを誇りとしている。このようなラリーは私たちのチャンピオンシップではまれだが、予測不能な2020年シーズンのフィナーレをスリリングなものにしてくれるだろう」と付け加えている。