10月11日、WRC世界ラリー選手権第6戦イタリアの競技最終日・デイ3のSS13〜16が行われ、ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)が2019年に続くラリー・イタリア・サルディニア連覇を飾った。総合2位にはティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が入りヒュンダイがワン・ツー・フィニッシュを達成。3位はセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)となっている。

 3日間の日程で行われているWRCイタリアの最終日は、途中のサービスを挟まずに4本のSSを走行するスケジュールで実施された。
 
 ラリー初日から総合首位に立ち、この日も総合トップで走行に臨んだソルダだったが、朝のSS13でベストタイムを記録したオジエから12秒の遅れをとり、そのギャップを27秒から15秒に縮められてしまう。
 
 続くSS14は前日からオジエと総合2番手を争うヌービルがステージ優勝。ソルドはSSトップと0.8秒差のステージ2番手となり、SS3番手となったオジエとの差をわずかに広げた。

 しかしこの日の3本目、SS13の再走ステージとなるSS15ではふたたびオジエが全体ベストタイムをマーク。ソルドもヌービルに次ぐSS3番手につけるものの、トップから6.9秒遅れたことでトップ2台のギャップは9.2秒に。3番手まで10.9秒という接戦模様となった。

 そんななか迎えた最終SS16。パワーステージとなった全長6.98kmのステージで最後の戦いが繰り広げられる。トップ3の中で最初に出走したヌービルは、このステージを制したオット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)からわずか0.7秒遅れの好タイムをマークする。

 これに対して総合2番手につけるオジエはプラス2.7秒のタイムでフィニッシュ。この結果ヌービルが最終SSで元6連覇王者を逆転して暫定2番手につける。
 
 そして最後に登場したソルドは、ややペースを落としながらもSS首位から6.5秒、ヌービルのタイムからは5.8秒遅れのSS5番手でフィニッシュゲートをくぐり、5.1秒のギャップを守って見事総合優勝、大会2連覇を果たした。

 総合2位はヌービル。オジエが1秒差の総合3位となった。総合4位には選手権リーダーのエルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)が入り、総合5位以下はテーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)、タナクと続き、ピエール・ルイ・ルーベ(ヒュンダイi20クーペWRC)が総合7位でWRカー初完走を果たしている。

 ドライバーランキングではエバンスとオジエの選手権ワン・ツーに変化はなく、エバンスが111ポイント、オジエ97ポイントとなり、ヌービルが87ポイントでランキング3番手に続いている。タナクが83ポイントの同4番手だ。

 マニュファクチャラーランキングは今戦ワン・ツーを決めたヒュンダイ・シェル・モビスWRTが、首位TOYOTA GAZOO Racing WRTを逆転。ポイントを208点としトヨタを7ポイント上回っている。ランキング3番手はMスポーツ・フォードで変わらず。同4番手のヒュンダイ2Cコンペティションはルーベの初完走により8ポイントを得た。

 TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジから今戦に参戦している勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)は、デイ2から再出走を果たしラリーの完走を目指していたが、SS14のストレート区間でマシンで激しくクラッシュ。回転しながらストップしたヤリスWRCは大きな損傷を受けたものの、幸いにもクルー両名は無事に車外に脱出している。