ヤマハ発動機とヤマハ・モーター・レーシングは10月15日に新型コロナウイルスの検査を受けたバレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が陽性反応を示したことと第11戦アラゴンGPを欠場することを発表した。

 第10戦フランスGPを終えて、一時イタリアに帰国したロッシは15日に微熱があったことからPCRテストを受けて新型コロナウイルスに感染いていることが発覚。そのためロッシは10月16〜18日にモーターランド・アラゴンで開催される第11戦アラゴンGPを欠場することとなった。

 ロッシはヤマハのプレスリリースで新型コロナウイルスに感染したことについてコメントした。

「残念なことに今朝(15日)、目が覚めたら、体調があまり良くなかった。骨が痛くて、少し熱もあったことから、すぐに医師を読んで、ふたつの検査をしてもらった。PCRクイックテストの結果は火曜に受けたものと同様に陰性だったけど、16時に送られてきた2度目の検査の結果は、残念なことに陽性だった」とロッシ。

「アラゴンでのレースを欠場しなければならないことは、とても残念だ。楽観的で自信があったけど、アラゴンでの2戦目(第12戦テルエルGP)も行けないと予想している。プロトコルを尊重して最善を尽くしてきて、火曜の検査では陰性だったし、ル・マンから帰国してからは自己隔離をしていただけに悲しいし怒りを覚える。とにかく、これが現状だし、この状況を変えることはできない。これからは医師の助言に従い早期回復を願うばかりだ」

 また、ヤマハ・モーター・レーシングのマネージングディレクターを務めるリン・ジャービスも以下のように語った。

「これはバレンティーノにとって非常に悪いニュースであり、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPと世界中のMotoGPファンにとって非常に悪いニュースとなった。何よりもまず、バレンティーノが今後数日の間にあまり大きな苦しみを味わうことなく、可能な限り短期間で完治することを願っている」

「幸いに無症状だったが、ひとりのメンバーに陽性反応が出て、ル・マンでのレースでプロジェクトリーダーの鷲見さんと5名のエンジニアたちが欠場したことから、我々のMotoGP事業にとって2度目の痛手となる。このふたつのインシデントは、どれほど注意を払っていても、現状のヨーロッパにおける感染者数の増加に伴い、リスクが常に存在することを我々に思い出せる」

「我々がイタリアの保険当局に確認したところ、月曜日までに、バレンティーノと接触していた我々のチームのメンバーは直接的なリスクから除外されるとアドバイスを受けた。しかしながら、今後の問題発生の可能性を最小限に抑えるために、今後はより一層注意を払っていく」

 モーターランド・アラゴンで2週連続開催される10月23〜25日の第12戦テルエルGPもロッシは欠場すると見られている。ここでは代役にヤマハのテストライダーを務めるホルヘ・ロレンソが起用される可能性が高いだろう。