SROモータースポーツ・グループは10月23日、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWSの2021年シーズンカレンダーを更新し、これを明らかにした。新しいスケジュールでは、イギリスのシルバーストンがエンデュランスカップのラウンドから外れた一方、今季スプリントカップを初開催したマニクールがふたたび名を連ねている。

 トタル・スパ24時間の会期中である金曜日に行われたカンファレンスで発表された、新しいシーズンスケジュールにより、先月リリースされた暫定カレンダーでの疑問点がいくつか明らかになった。

 GTワールドチャレンジ・ヨーロッパは“スプリントカップ”と“エンデュランスカップ”というレースフォーマットの異なるシリーズから成り、耐久シリーズではモンツァ、ポール・リカール、スパ・フランコルシャン、ニュルブルクリンク、バルセロナでの開催が決まった。
 
 この決定はシルバーストンが、シリーズの前進であるブランパンGTシリーズ時代を含め初めてエンデュランスカップのスロットに入らないことを意味する。

 イギリス伝統のサーキットは2020年もGTワールドチャレンジ・ヨーロッパのイベントを開催していないが、これは新型コロナウイルスの影響でシリーズがカレンダーを再編したためであり、当初のシーズンスケジュールでは名を連ねていた。

 SROの創設者兼CEOのステファン・ラテルは、現在のブレグジット(イギリスのEU離脱)の状況に起因する物流上の不確実性のため、SROのサポートするチャンピオンシップのすべてがシルバーストンに行くことを望んでいない。そのため、GTWCヨーロッパはシルバーストンを訪問しないことを確認したという。

 また、ラテルはSROがひとつのシリーズだけでシルバーストンのイベントを宣伝するのは財政的に無理だろうと付け加えた。

■バルセロナ戦がスプリントからエンデュランスカップに変更

 スペインのカタロニア・サーキットが舞台となるバルセロナ・ラウンドは当初、スプリントカップ第4戦として実施される予定だったが、エンデュランスカップのステータスに戻されている。

 F1スペインGPの舞台でもある同地では、10月上旬にシーズンを締めくくる3時間レースが開催される予定だ。

 スプリントカップの開幕は5月1〜2日。開催地はイギリス・ブランズハッチとなる。第2ラウンドは暫定カレンダーには入っていなかったマニクールでの開催が決まった。

 マニクールは新型感染症のパンデミックの影響で再編された2020年シーズンのスプリントカップに導入され先月、ふたつの60分レースを実施している。

 第3ラウンドはザントフールト、続く第4戦はミサノとなったが、9月下旬に予定されるスプリントカップのフィナーレについては開催地が確定していない。

 ラテルは以前、スプリントカップがその年の終わりに欧州外でラウンドを主催する可能性があることを示唆していた。しかし、その計画はすでに進行中ではないと理解されている。

■GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ 2021年暫定スケジュール(2020年10月23日付)
Rd.DateCircuitFormat-3月11〜12日ポール・リカール公式テスト14月16〜18日モンツァE25月1〜2日ブランズハッチS35月7〜9日マニクールS45月28〜30日ポール・リカールE56月18〜20日ザントフールトS-6月21〜25日(TBC)スパ・フランコルシャン公式テスト67月2〜4日ミサノS77月29日〜8月1日スパ・フランコルシャン24時間E89月4〜5日ニュルブルクリンクE99月18〜19日又は9月25〜26日TBAS1010月8〜10日バルセロナE
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