2月2日、レッドブルはAFコルセと組み、2021年からGT3カーで争われるDTMドイツ・ツーリングカー選手権に、フェラーリ488 GT3にレッドブルカラー、アルファタウリカラーを施し参戦すると発表した。レッドブルカラーのマシンはリアム・ローソンがドライブし、アルファタウリカラーのマシンは2020年までF1に参戦していたアレクサンダー・アルボンと、日本で活躍していたニック・キャシディがドライブする。

 すでに1月の時点で、アルボンがF1レッドブル・レーシングのテスト&リザーブドライバーを務めるかたわら、ローソンとともにDTMに参戦することが明らかにされていたが、2月2日、その参戦概要が明らかにされた。

 DTMではアウディ、BMWの車両をサポートし、数多くの勝利とともにマティアス・エクストロームの王座獲得を支えたレッドブルは、2021年のDTMに向けGT3カーレースのトップチームである、AFコルセをパートナーとすることになった。当然、AFコルセが世界中のGTカーレースで走らせるフェラーリ488 GT3エボが使用されることになる。

 チームは2台を走らせるが、1台はブルーとネイビーに彩られたレッドブルカラー。この車両はリアム・ローソンがフル参戦でドライブする。一方もう1台は、F1でもおなじみのレッドブルのファッションブランド、アルファタウリのカラーリングとなり、このマシンはアルボン、そして2020年まで日本でスーパーGT、スーパーフォーミュラで活躍したニック・キャシディがシェアすることになった。

「我々はこの決定にあたり、ゲルハルト・ベルガーに感謝したい。彼からの提案で、レッドブルと我々は非常に短い時間で合意に至ることができた」と語るのは、AFコルセのチームオーナーであるアマト・フェラーリ。

「我々の野心はひとつ。勝利だ。関係するすべての要素が、成功を目指すためにある」

 2020年はFIA-F3を戦ったローソンは、2021年はFIA-F2とDTMを戦うシーズンを送ることになる。「GTレースは僕にとって新しい経験になる。世界レベルのドライバーと戦えることになるし、アレックスのような最高なチームメイトと組めることになってすごく興奮しているよ」とローソン。

 また、新たにDTMに参戦することになったアルボンは「DTMは才能あるドライバーとエキサイティングなレースが展開される素晴らしいシリーズだよ。2015年にオートスポーツ・BRDCヤングドライバーアワードを受賞したとき、一度だけ屋根付きのレーシングカーに乗ったけれど、やはりシングルシーターとは大きく異なるよね。ダウンフォースも減るし、タイヤも違う。慣れるのに時間はかかると思うけど、新しいレースへの挑戦を楽しみにしているよ」とコメントした。

 そして2021年はフォーミュラE参戦が決まっているキャシディは、アルボンとシェアするかたちでドライブすることになる。キャシディは2019年のDTM第9戦ホッケンハイムにゲスト参戦したレクサスLC500でDTMに出場した経験はあるが、このレースでは悔しい経験をしており、その“リベンジ”を果たしたいところだろう。