ファン-マヌエル・コレアは、フランスのポール・リカール・サーキットでシングルシーターのマシンのステアリングを握った。コレアがマシンに乗ったのは、2019年8月にスパ・フランコルシャンで行われたFIA-F2のレース中に起きた悲劇的な事故から533日後のことだった。

 F1ベルギーGPと併催で行われたF2の第9戦レース1の事故でコレアは両足骨折などの重傷を負い、フランス出身でルノーのジュニアドライバーだったアントワーヌ・ユベールが命を落とした。

 その後コレアは何カ月にも及ぶ苦難と26回の手術を耐え抜いた。機動性と強靭さを取り戻し、モータースポーツでのキャリアを追求することを望んだのだ。

 その望みはコレアにとって今では現実のものとなった。彼は今シーズン、有力チームのARTグランプリからFIA-F3選手権に参戦するため、チームとともに月曜日にポール・リカールで準備を始めた。

「スパから533日が経った。それ以来フォーミュラカーに戻るのは初めてのことだ」とコレアはツイッターに投稿した。

「このことが僕にとってどんな意味を持つか、言葉で言い表すのは難しい。僕が言えるのは、この時点まで僕を支えてきてくれたすべてのひとたちにお礼を言うことだ。今日はアントワーヌ・ユベールが僕と一緒にいた」