2021年F1プレシーズンテストがバーレーン・インターナショナル・サーキットで、3月12日にスタートした。初日は10チーム17人のドライバーが参加した。

 強風に見舞われ、特に午後には砂嵐が起こる厳しいコンディションのなか、各チームは2021年型マシンのテストを本格的に走行した。

■メルセデス(W12)
 午前に走行したバルテリ・ボッタスは、1周目にギヤボックストラブルが発生し、ギヤボックス交換を強いられたため、6周しか走れず。タイムは1分36秒850(C2タイヤ)で17位だった。午後のルイス・ハミルトンは42周を走ったが、1分32秒912(C2タイヤ)で10位にとどまった。

■レッドブル・ホンダ(RB16B)
 マックス・フェルスタッペンが午前、午後を通して走行。この日最多の139周を走り、1分30秒674(C3タイヤ)でトップに立ち、順調な一日を過ごした。

■マクラーレン・メルセデス(MCL35M)
 午前に登場したダニエル・リカルドは45周を走行、1分32秒203(C2タイヤ)で午前セッションのトップ、総合では7位となった。午後担当のランド・ノリスは46周のなかで1分31秒889(C3タイヤ)をマークし、2位に入った。ふたりとも、大きな問題はなく、比較的順調な一日だったとコメントしている。

■アストンマーティン・メルセデス(AMR21)
 午前はセバスチャン・ベッテル、午後にランス・ストロールが走行。ベッテルは51周のなかで1分33秒742(プロトタイプタイヤ)をマークし13位。ベッテルはピットレーン出口で止まってしまい、ガレージに押し戻される場面があった。

 チームによると、小さな電気系のトラブルで午後のセッション走行開始が遅れたということだが、ストロールは46周を走り、1分31秒782(プロトタイプタイヤ)で4位となった。

 移籍したてのベッテルは初の本格的なテストで多くのことを学んだという。ストロールはマシンを快適に感じ、いいスタートを切ることができたと語った。

■アルピーヌ(A521)
 エステバン・オコンが一日を通して走行。129周を走りこみ、1分31秒146(C4タイヤ)で3位に入った。作業は順調に進み、とてもよい初日だったと、オコンは語っている。

■フェラーリのルクレールがトラブルでストップ

■フェラーリ(SF21)
 午前中はシャルル・ルクレール、午後はカルロス・サインツJr.が担当。ルクレールはセッション終盤にコース脇でストップ。赤旗の原因となった。チームによると、テレメトリーで燃焼系の異常が見つかったために、ルクレールにマシンを止めるよう指示したという。ルクレールは59周のなかで1分33秒242(C3タイヤ)で17人中11位となった。

 マシンをチェックした後に、サインツが走行をスタート。サインツは57周を走り、1分31秒919(C3タイヤ)をマークして5位となった。

■アルファタウリ・ホンダ(AT02)
 午前はピエール・ガスリー、午後に角田裕毅が走行した。ガスリーは74周を走り1分32秒231(C3タイヤ)で8位、角田は車体の燃料システムのトラブルに見舞われ、37周にとどまったが1分32秒727(C2タイヤ)で9位に続いた。

■アルファロメオ・フェラーリ(C41)
 午前にキミ・ライコネンが走り、午後にアントニオ・ジョビナッツィにマシンが引き継がれた。初めてニューマシンに乗ったライコネンは、大きな問題なく走ることができ、ポジティブな初日だったと語った。ライコネンは63周を走り、1分33秒320(C3タイヤ)で12位だった。ジョビナッツィは68周のなかで1分31秒945(C3タイヤ)をマークし、6位となった。ジョビナッツィも今年初の走行をトラブルなくスムーズにこなした。

■ハース・フェラーリ(VF-21)
 午前を担当したミック・シューマッハーが走行している際にハイドロリックシステムにトラブルが発生。シューマッハーは15周しか走れず、1分36秒127(C2タイヤ)の16位という結果になった。

 午後のニキータ・マゼピンは、問題なく走行することができ、70周を走りこみ、1分34秒798(C3タイヤ)で15位となった。

■ウイリアムズ・メルセデス(FW43B)
 テストドライバーのロイ・ニッサニーが午前午後ともに走行、83周のなかで、14位にあたる1分34秒789(C3タイヤ)を記録した。ニッサニーは、データ収集に取り組み、充実した一日だったと語っている。