デビュー戦となる第1戦バーレーンGPの予選Q1でいきなり2番手タイムを叩き出し、決勝では数々のオーバーテイクを見せて9位入賞を果たした角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)。このルーキーの活躍に世界中の注目が集まるなか、海外メディアは角田をどう評価したのだろうか。

 イタリアのガゼッタ・デロ・スポルト紙は「日本の小さな巨人がライオンのような走りで値千金の9位入賞」と角田の走りを称賛。

「経験豊富なチームメイトの(ピエール・)ガスリーがスタート後の接触でレースをふいにしてしまったことを考えると、彼の走りは輝いていた」と賛辞を送るとともに、「角田の走りは新世代ドライバーの質の高さを証明した」と報じた。

 さらに、ガゼッタ紙では恒例のドライバー採点も実施。角田は10点満点で7点を獲得し、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)に次ぐ5番目の高評価を得た。

「2000年生まれの日本人、角田はシャイな性格だが、コース上では猛威を振るった。(ランス・)ストロールと競り合い、アストンマーティンの前でフィニッシュし、アルファタウリ・ホンダにポイントを獲得させることに成功した。デビュー戦で角田はガスリーの存在感を薄くしてしまった」と、ガゼッタ紙でも角田は高く評価されている。

 同じくイタリアのコリエーレ・デラ・セラ紙もドライバー採点を行い、角田は7.5点(10点満点)を獲得。

「キミ・ライコネンより21歳若い日本人ルーキーは非常に興味深いミレニアル世代(2000年以降に成人を迎えた世代)であることを示した。彼はデビュー戦でポイントを獲得し、ガスリーのミスで本来のポテンシャルを下回るポイントしか獲得できなかったアルファタウリを救った」と、ルーキーである角田のチームに対する貢献をたたえた。

 イギリスの放送局スカイ・スポーツは「スタートでは慎重になりすぎた」と指摘しながらも、「その後はすべてが卓越していてエキサイティングだった」と高評価。

「参戦まだ1レースの今シーズン最年少ドライバーは、すでにファンの人気者になっている」と述べ、「この若者から目が離せない」と期待をこめて角田に10点満点中で8点の評価を下した。