ベルギーのWRT(Wレーシング・チーム)は4月9日、ファナテックGTワールド・チャレンジ・ヨーロッパへの参戦体制とドライバーラインアップを発表した。昨年同チームからGTWCヨーロッパ/スプリント・カップに参戦していた富田竜一郎が今年も継続参戦し、今季はスプリント・カップに加えエンデュランス・カップにも挑むことが明らかとなった。

 2020年のGTWCヨーロッパでオーバーオール・チーム、そしてスプリントカップのドライバー、およびチームという3つのタイトルを獲得したWRT(ベルジャン・アウディクラブ・チームWRT)は、2021シーズンもスプリント・カップとエンデュランス・カップに、それぞれ3台のアウディR8 LMSを投入する。

 2020年スプリント・カップ・チャンピオンであるドリス・ファントールとチャールズ・ウィーツは、今年もスプリントカップのプロクラスに32号車で挑む。

 昨年、ケルビン・ファン・デル・リンデとコンビを組んだ富田は、今年は31号車でフランク・バードと組み、シルバーカップへ挑むこととなった。ファン・デル・リンデは30号車でベンジャミン・ゲーテとコンビを組んでプロクラスに参戦する。

 エンデュランス・カップのレースにおいては、32号車がスプリント・カップのふたりのチャンピオンに、ファン・デル・リンデを加えたトリオが編成される。

 バードと富田の31号車にはエンデュランス・カップにおいてデンマーク人のバルデマール・エリクセンが加わり、3人体制となる。30号車はゲーテ/スチュワート・ホール/ジェイムス・プルという組み合わせで、シルバー・カップへ参戦することとなった。

 チーム代表のヴァンサン・ボッセは、「WEC世界耐久選手権とELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズでLMPへの挑戦を始めるため、チームは非常に忙しくなる」と述べている。

「それでも、GT3レースは我々のプログラムにおける重要な核であり続けるし、ファナテックGTワールドチャレンジ・ヨーロッパへの参戦を確約できることを嬉しく思う」

「いつものように、我々は若さに賭けているし、今年陣営に加わるすべての新しいドライバーたちが非常に若く、才能あるドライバーであることを誇りに思う。チームが新たな成功を目指して彼らと協力し、彼らの貢献を得ることを楽しみにしている」

 なお、WRTは「他の主要な国際GT3シリーズやイベントにも参戦する。これらについては、追って発表する」としている。

■チームWRT 2021年GTWCヨーロッパ/スプリント・カップ・参戦体制
・30号車アウディR8 LMS(プロ) ベンジャンミン・ゲーテ/ケルビン・ファン・デル・リンデ
・31号車アウディR8 LMS(シルバー) フランク・バード/富田竜一郎
・32号車アウディR8 LMS(プロ) ドリス・ファントール/チャールズ・ウィーツ

■チームWRT 2021年GTWCヨーロッパ/エンデュランス・カップ・参戦体制
・30号車アウディR8 LMS(シルバー) ベンジャンミン・ゲーテ/スチュワート・ホール/ジェイムス・プル
・31号車アウディR8 LMS(シルバー) フランク・バード/富田竜一郎/バルデマール・エリクセン
・32号車アウディR8 LMS(プロ) ケルビン・ファン・デル・リンデ/ドリス・ファントール/チャールズ・ウィーツ