2021年F1第4戦スペインGPのフリー走行1回目が行われ、メルセデスのバルテリ・ボッタスがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2番手、セルジオ・ペレスは9番手、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは7番手、角田裕毅は11番手となっている。

 先週のポルトガルGPからの連戦となるスペインGP。フリー走行1回目の始まる現地時間午前11時30分時点で、天候は快晴、気温21度、路面温度33度と、この時期のバルセロナとしては平均的な気候だ。メインストレートでは向かい風となる南西の風が、時折り強く吹いている。

 このセッションはアルファロメオがキミ・ライコネンに代えてロバート・クビサを、ウィリアムズがジョージ・ラッセルに代えてロイ・ニッサニーを出走させている。

 開始後4分、コースに出て行ったばかりのニキータ・マゼピン(ハース)が、ターン7でいきなりスピン、コースオフ。自力でコース復帰したものの、左フロントタイヤにはフラットスポットができてしまった。最初のタイヤセットは、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)だけがソフト、それ以外のドライバーは全員ハードタイヤを装着した。

 アロンソは暫定首位のルイス・ハミルトン(メルセデス)から0.275秒差の2番手につけた。路面にラバーがほとんど載っていない状態で、アルピーヌはあえてソフトで14周の長いスティントを走らせている。一方レッドブルのペレス、アルファタウリの角田は、1周のチェックラン後は路面コンディションの改善を15分以上待っていた。

 ターン8のアウト側にはソーセージ形状の縁石が置かれている。フェルスタッペンはそこでフロントウイングにダメージを負ったようで、ペレスに注意を促す無線が飛んだ。

 セッション後半は、多くのマシンがソフトに履き替えた。セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)がまず首位に立ったのも束の間、ハミルトンが唯一1分18秒台に入るトップタイムを出した。ちなみに去年のFP1最速は、バルテリ・ボッタスの出した1分16秒785。まだ2秒以上遅い。

 メルセデスの2台が早い時期にソフトに移行したのに対し、レッドブル、フェラーリはハードで淡々と周回を重ねている。

 終了17分前、クビサがターン10でスピン。外側のグラベルにはまって赤旗中断となった。12時21分にセッション再開。わずか9分の中断時間だったが、60分に短縮された今季のフリー走行では影響は大きい。レッドブルの2台がソフトに履き替え、大急ぎでコースに向かう。一方フェラーリは、ふたりにミディアムを装着させた。

 このセッション最速は、1分18秒504のボッタス。0.033秒の僅差でフェルスタッペン、さらに0.090秒差でハミルトンと、この3人が早くも拮抗した速さを見せている。トップからコンマ4秒落ちでランド・ノリス(マクラーレン)。シャルル・ルクレール、カルロス・サインツJr.のフェラーリ勢が、ミディアムで5、6番手につけた。7番手ガスリー、8番手ベッテル、角田はチームメイトからコンマ6秒落ちの11番手。セルジオ・ペレスはセクター3でダニエル・リカルド(マクラーレン)に前を遮られ、9番手にとどまった。