全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第8戦は5月16日、大分県日田市のオートポリスで決勝レースが行われ、荒天のなか8周のセーフティカーランを経て、残り2周の超スプリントを制した名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)が今季5勝目を飾った。

 当初、8時25分から行われる予定だったスーパーフォーミュラ・ライツ第8戦の決勝レース。ただ早朝からオートポリスは濃霧に包まれディレイが続き、最終的に12時30分から開催予定だったスーパーフォーミュラ・ライツ第9戦は中止に。第8戦のスタート進行が12時05分からスタートした。

 ただその直前に雨が降ったところで霧は晴れ、視界はクリアになっていたものの、コースイン5分前からふたたび霧が立ちこめてしまう。そのためレースはセーフティカー先導のもとスタートとなった。

 直前に雨が降っており、路面上はウエットコンディションではあったが、風が強くグリッドではスリックで走れる可能性もあり、ポールポジションの佐藤蓮(TODA FIGHTEX)、3番手の三宅淳詞(MAX RACING 320)、8番手の今田信宏(JMS RACING with B-MAX)がスリックタイヤを装着しセーフティカーランに出走した。

 12時25分のセーフティカーランスタート時にはわずかに霧は晴れていたものの、セクター3を中心に非常に霧が濃く、1周ごとに視界が変わる状況となっていた。さらに、セーフティカーラン2周目に強い雨が降りはじめ、三宅はたまらずピットイン。レインタイヤに交換した。

 セーフティカーラン4周目には非常に強い雨がサーキットに注ぎはじめるなど、刻々とコンディションが変わったが、8周目にコースが全体的にクリアになっていき、9周目にリスタートが切られた。

 ただこの時点で、レースの最大延長時間は残り4分を切っており、わずか2周の超スプリントとなった。リスタート後、スリックだった佐藤はたまらずポジションを落としていき、2番手スタートの名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)がトップに浮上。さらにジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM'S 320)が続き、3番手には河野駿佑(RS FINE K&N 320)がつけた。

 続くファイナルラップでは、完全にトップ争いは名取とアレジの争いとなるが、最後までトップを守りきった名取が逃げ切り、今季5勝目を飾った。アレジは3戦連続の2位。河野はこのオートポリス大会を連続表彰台で終えることになった。

 4位争いは野中誠太(Kuo カローラ中京 TOM'S 320)と9周目にハーフスピンを喫した平良響(Kuo カローラ中京 TOM'S 320)の争いとなったが、野中をかわした平良がファイナルラップで河野に迫るも4位に。5位は野中、6位は2周で追い上げをみせた三宅という結果に。佐藤は8位となった。マスタークラスは、スリックでスタートした今田が9周目にスピンを喫したこともあり、SYUJI(B-MAX ENGINEERING 320)が優勝となった。

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第8戦決勝レース結果
PosMNoDriverCar NameCarLapsGrid1 50名取鉄平Byoubugaura B-MAX Racing 320B-MAX RACING TEAM1022 36G.アレジTOM'S 320TOM'S1043 35河野駿佑RS FINE K&N 320RS FINE1054 37平良響Kuo カローラ中京 TOM'S 320TOM'S1075 1野中誠太Kuo カローラ中京 TOM'S 320TOM'S1066 10三宅淳詞MAX RACING 320ルーニースポーツ1037 30DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320B-MAX ENGINEERING1088M51SYUJIB-MAX ENGINEERING 320B-MAX ENGINEERING10109 2佐藤蓮TODA FIGHTEXTODA RACING10110M4今田信宏JMS RACING with B-MAXB-MAX ENGINEERING109
天候:雨 路面:ウエット
ファステストラップ:ジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM'S 320) 1'57.992 10/10
ペナルティ:No.2は、2021全日本フォーミュラ・ライツ選手権統一規則 第15条1. 3)(ストレート上での危険な行為)により、競技結果(32'21.226)に対し30秒加算および、ペナルティポイント2点を課す。(裁定時刻 13:13)