2021年F1モナコGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは優勝、セルジオ・ペレスは4位だった。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは6位、角田裕毅は16位という結果だった。

 2番グリッドのフェルスタッペンは、ポールポジションのシャルル・ルクレール(フェラーリ)がトラブルで出走できなかったため、先頭からのスタートとなった。ソフトタイヤから34周目にハードに交換する1回ストップで走るなかで、フェルスタッペンは78周全周をリードして自身にとってモナコ初優勝を挙げた。ホンダにとっては、1992年のアイルトン・セナ以来のモナコでの勝利であり、F1通算80勝目にあたる。

 ペレスは9番グリッドからソフトタイヤでスタート、2番手までポジションを上げ、35周目にハードに交換、4位を確保した。

 ガスリーは6番グリッドからソフトタイヤでスタート、30周目にハードに交換。セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)にはピットストップで前に出られたものの、ルイス・ハミルトン(メルセデス)を最後まで抑えきって6位入賞を果たした。

 角田は16番グリッドからハードタイヤでスタート、第1スティントを長くとり、64周でソフトタイヤに交換、77周でフィニッシュした。

 フェルスタッペンは今回の優勝でハミルトンを抜いてドライバーズ選手権トップに立った。また、レッドブル・ホンダは37点を獲得し、メルセデスを1点差で抜いてコンストラクターズ選手権首位となった。ホンダエンジン/PUののチャンピオンシップ首位は1991年以来30年ぶりのこと。

■ホンダF1マネージングディレクター 山本雅史
 伝統のモナコGPでレッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手とともに優勝を果たすことができたことを、本当にうれしく思っています。世界三大レースのモナコGPで勝利を挙げられたことは、ドライバーにとっても我々にとっても特別な想いがあります。

 ホンダとしては1992年のセナ選手以来のモナコでの勝利、そして、フェルスタッペン選手のモナコでの初優勝とともに、コンストラクターズ・ドライバーのチャンピオンシップでもトップに立つことができました。とは言え、まだまだ23戦中5戦を終えたところですので、ここからも長いシーズンが続きます。これからもシーズン全体を見据えた上で、一戦一戦を大切に戦っていきたいと思いますので、引き続き、ご声援をよろしくお願いいたします

■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
 2021シーズン第5戦となるモナコGPで、1992年のセナ選手以来となる勝利を挙げることができました。

 モナコのストリートコースで戦う特別なレースで、また過去にホンダF1として多くの歴史を残してきたモナコGPで優勝でき、大変喜ばしい気持ちでいっぱいです。レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手にとってのモナコでの初表彰台、そして初勝利をチーム一同で祝福したいと思います。

 ポールポジションのルクレール選手(フェラーリ)がトラブルで出走できないなどの要因もありましたが、今日はフェルスタッペン選手とレッドブル・レーシングのマシン、ストラテジー、そしてホンダのPUがきちんと機能しました。ペレス選手も力強い走りを見せ、車の速さとチームの見事なストラテジーを活かしてスタートグリッドの9番手から大きくポジションを上げる4位でフィニッシュし、チームにとって大きな意味を持つポイントを獲得となりました。

 また、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手は最初から最後までハミルトン選手を抑え込む走りで6位と、こちらもいいレースを見せてくれました。角田選手はスタートにハードタイヤを選択し60周以上もマネージするなど、この難しいサーキットを完走することで、多くのことを得てくれたと思います。レース中、前が開いたところでかなりいいラップタイムを刻むなど、速さも見せてくれましたが、全体としてはストリートサーキットでの予選ポジションが影響し、我慢のレースだったと思います。

 ホンダとしてはフェルスタッペン選手およびレッドブル・レーシングとともにチャンピオンシップをリードする形となりましたが、まだまだここから長いシーズンが続きます。この先の戦いに向けてチームとともにさらにパフォーマンスを向上するため、全力を尽くして臨みます。