2021年F1フランスGP決勝で、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンは優勝、セルジオ・ペレスは3位だった。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは7位、角田裕毅は13位という結果だった。

 フェルスタッペンはポールポジションからスタートで2番手に下がったものの、ピットストップを利用して首位を取り戻した後、上位勢で唯一の2回ストップ戦略(ミディアム、ハード、ミディアム)で、残り2周の時点でルイス・ハミルトン(メルセデス)を抜いて優勝を手にした。

 ペレスは4番グリッドからスタート、ミディアムタイヤからハードへの1回ストップで、3位表彰台を獲得。ガスリーは6番グリッドからミディアムからハードへの1回ストップで走り、7位入賞を果たした。角田は予選Q1でのクラッシュの影響で、ギヤボックスを交換するとともに、予選と異なる仕様のフロア装着とサスペンションセッティングの変更を行ったため、レギュレーションによってピットレーンスタートとなった。ミディアムタイヤからハードに交換する1回ストップで走った角田は、1周遅れの13位でフィニッシュした。

 ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)を搭載するレッドブルがダブル表彰台を獲得。ホンダにとっては、1991年以来の3連勝でもある。レッドブル・ホンダは今季4勝目でコンストラクターズ選手権においてメルセデスに対するリードを37点差に拡大、ドライバーズ選手権においてもフェルスタッペンがハミルトンとの差を12点に広げてランキングトップを維持した。アルファタウリ・ホンダは、ガスリーの7位によりランキング5位を守っている。

■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
 今日のフランスGP決勝は、レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が優勝、ペレス選手が3位表彰台と、レッドブル・レーシング・ホンダとして2人のドライバーが表彰台に上がるとともに、モナコ、アゼルバイジャンに続く3連勝を飾ることができました。

 ポールポジションからスタートしたフェルスタッペン選手は、一度は2番手に下がったものの、メルセデスと異なる戦略を採り、ラスト2周でハミルトン選手を逆転。見事なパフォーマンスで優勝を獲得しました。

 終始4番手を走行していたペレス選手も、先行する3台との間隔をうまく見計らいながらレースを組み立てて、終盤ボッタス選手を抜いて3位フィニッシュ。

 マシンのパフォーマンス、ドライバーの腕、チームの戦略などすべてがうまく噛み合い、本当に素晴らしいレースになりました。

 スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手も粘り強い走りを続けて7位、5戦連続で入賞を果たし、安定した力を見せています。

 Q1でのクラッシュから、車体側のパーツを交換したためにピットレーンスタートとなった角田選手は最後尾からいくつものオーバーテイクを見せて13番手と、昨日の予選から巻き返しを見せてくれました。

 今週末のパフォーマンス状況から予想されていたとおりに、非常なタフなレース展開になりましたが、それぞれがきっちりとやるべきことを果たし、このような結果を得られたことはこの先シーズンを闘う上で大きな励みになります。

 またすぐにレースがやってきます、オーストリアでの2連戦に向けてこの勢いを維持していきたいと思います。