ダカールラリーを礎石としたクロスカントリーラリーのFIA世界選手権化が決定し、同イベントの主催団体であるアモリ・​スポル・オルガニザシオン(A.S.O.)がグローバルプロモーターに任命された。

 FIA格式で行われるクロスカントリーラリーの世界選手権化は、WMSC世界モータースポーツ評議会のメンバーによる電子投票を経て先週17日にアナウンスされた。また、この新しいワールドチャンピオンシップは、今後5年間にわたって選手権の独占的なプロモーターとなるA.S.O.との合意にともない、2022年からスタートすることが決まっている。

 来年1月にサウジアラビアで開催される2022年のダカールラリーはそのオープニングラウンドとなり、壮大なスケールで争われるクロスカントリーラリーの新しい時代を切り開き、この分野のさらなる発展を支える象徴的なイベントとなる。

 新たな合意の一環としてFIA国際自動車連盟とA.S.O.によってスポーティングレギュレーション、およびテクニカルレギュレーションの両規則が調整され、包括されるすべてのイベントにおいて競技者の一貫性が確保されることとなった。
 
 また、FIAは気候変動対策、技術革新、持続可能な活動を支援するための環境戦略に沿って、分野内の新たな代替技術と実験技術に関する技術規制を策定した。これは世界でもっとも過酷な環境下で争われるコンペティションにおいて、究極の挑戦となるものと考えられる。

 2022年に開始されるシリーズのカレンダーは今年後半に発表される見通しで、ラウンド数はダカールを含む最大5戦となることが予想されている。このシリーズでは改造クロスカントリーカー規定のグループT1をはじめ、T2、T3、T4車両が引き続き参加可能。T5プロトタイプ・トラックについても2022年に新しいFIA規則が公開され、すべての車両カテゴリーが世界選手権に参加できるようになる。

 ワールドチャンピオンのタイトルは総合優勝を果たしたドライバーとコドライバー、マニュファクチャラーに授与される。その他のカテゴリーでは新しいFIAチャンピオンシップのタイトルが与えられ、T4とT5にはマニュファクチャラータイトルも用意される予定だ。

 クロスカントリーラリーがFIAの7つめの世界選手権に加わったことを受け、同組織の会長を務めるジャン・トッド氏は次のように語っている。

「有名なダカールをふくむカレンダーで構成される、FIAのクロスカントリーラリー世界選手権のプロモーターとなるA.S.O.との長く実りのある議論の結果をうれしく思う」