WEC世界耐久選手権のLMP2クラスを戦うレーシングチーム・ネーデルランドは7月16〜18日、イタリアで行われる第3戦モンツァでニック・デ・フリースを起用する。元FIA-F2チャンピオンのオランダ人は、先週COVID-19テストで陽性反応がみられたチームのレギュラードライバーであるヨブ・バン・ウィタートの代役を務める予定だ。

 先週末、ニューヨークでABBフォーミュラE世界選手権を戦ったデ・フリース。彼は古巣であり、TDSレーシングが運営する“オランダチーム”の29号車オレカ07・ギブソンに戻り、このLMP2プロアマエントリーのクルマを、ギド・バン・デル・ガルデとフリッツ・バン・イアードのふたりとふたたびシェアする。

 26歳のデ・フリースはWECの2019/20年シーズン、レーシングチーム・ネーデルランドに所属し、このシーズンの日本ラウンド、第2戦富士6時間レースでチームの初勝利に貢献した。

 今季そのレーシングチーム・ネーデルランドで元F1ドライバーと、チームオーナー兼ドライバーのバン・イアードとトリオを組むバン・ウィタートは、先週末に行われたELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ第4戦モンツァに出場予定だったが、事前のCOVID-19テストで陽性となったため、このレースを欠場することに。

 この影響で、ELMSで彼を起用しているユナイテッド・オートスポーツは32号車オレカ07を出走を取りやめている。

 イタリアでは新型コロナウイルスの検査で陽性の結果が出た場合、その日から10日間の隔離が義務付けられている。このため、バン・ウィタートはELMSに続きWECのモンツァ・ラウンドにも参加することができない。

 そんなバン・ウィタートの代役としてデ・フリースを呼び戻したレーシングチーム・ネーデルランドも先週末、ELMSのモンツァ戦を戦いWECでのイタリア・ラウンドに備えている。

 お馴染みのユンボ(JUMBO)カラーに彩られたオレカはバン・デル・ガルデとバン・イアードのペアによってドライブされ、超高速サーキットでの4時間レースでLMP2クラス13位となった。

 なお、デ・フリースも今季のELMSにGドライブ・レーシングから参戦していたが、前述のとおりフォーミュラEのニューヨーク・シティE-Prixと日程が重なったため、ロシアチームのELMSプログラムを欠席している。

 バン・ウィタートとバン・デル・ガルデ、ヴァン・イアードの3人は現在、WECのLMP2プロ/アマクラスで、リアルチーム・レーシングのエステバン・ガルシアとノルマン・ナトに続くランキング2位につけている。

■チーム・プロジェクト1がモンツァでのラインアップを変更

 今週末のWECモンツァでは、LMGTEアマクラスにエントリーしているチーム・プロジェクト1もドライバーラインアップを変更する。

 46号車と56号車の2台体制を敷き、ポルシェ911 RSR-19でシリーズを戦う同チームは、アメリカ人ドライバーのマックス・ルートを起用。今季開幕戦から46号車ポルシェをドライブしてきたアクシル・ジェフリーズと交代させる。

 22歳のルートは、昨年のル・マン24時間レースでJMWモータースポーツのフェラーリ488 GTE Evoをヤン・マグヌッセン、リチャード・ハイスタンドとともにドライブしたが、WECのシリーズ戦に出場するのは今回が初めて。

 ファナテックGTワールドチャレンジ・アメリカのAmカテゴリーチャンピオンである彼はこの週末、デニス・オルセンとアンダース・ブハルトとともにポルシェのステアリングをシェアする予定だ。