7月31日〜8月1日にベルギーのスパ・フランコルシャンで開催される予定のトタルエナジーズ・スパ24時間。すでにエントリーリストが発表されていたが、ポルシェ911 GT3 Rで参戦を予定していたドイツのフフリカデッリ・レーシングが、出場を取り止めることになった。

 フリカデッリ・レーシングは、ニュルブルクリンクで活躍した女性ドライバーのザビーネ・シュミッツとクラウス・アベレンが設立したレーシングチーム。ポルシェを使う強豪チームとしてニュルブルクリンクではお馴染みで、スパ24時間等のレースにも参戦している。

 チームはトタルエナジーズ・スパ24時間にフレデリック・マコウィッキ/パトリック・ピレ/デニス・オルセンの3号車、ジュリアン・アンドラウワー/トーマス・プレイニング/ミカエル・クリステンセンの13号車という2台をエントリーさせていた。

 そんなチームだが、7月14〜15日に西ヨーロッパを襲った豪雨災害により、拠点をおくニュルブルクリンク近郊で大規模な洪水、土砂災害が発生し、多くの死傷者や行方不明者が出ている。フリカデッリ・レーシングでもチームクルーや家族、友人に被害がおよんでおり、苦渋の決断としてスパ24時間への参戦を取り止めることになった。

「フリカデッリ・レーシングのチームクルーやその家族、友人らも甚大な被害に遭っており、このような緊急事態下においては、レースよりも救援救助作業を優先すべきであり、スパ24時間レースへの参戦を中止する決断を下した」と語るのは、チームオーナーでありドライバーのアベレン。

「しかしもちろん、モータースポーツへの愛は決して失われたわけではない。ポルシェが私たちの決断に理解を示してしてくれて嬉しく思っている」

 今回フリカデッリ・レーシングが参戦を取り止めたことで、トタルエナジーズ・スパ24時間のエントリーは2台が減ることになった。