メルセデスは、今週末ハンガロリンクで行われる第11戦ハンガリーGPでは最大のライバルであるレッドブルが優位に立つと予想しているが、チーム代表のトト・ウォルフは、チームがブダペストで全力を尽くすと主張している。

 ルイス・ハミルトンが第10戦イギリスGPで大きな勝利を飾り、ドライバーズ選手権でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)との差を8ポイントまで縮めた。メルセデスはコンストラクターズ選手権でも、レッドブルに4ポイント差まで迫っている。

 しかし波乱に満ちたシルバーストンでのレースの後の主な論点は、タイトルを争うふたりがオープニングラップでクラッシュし、その後ハミルトンはF1のキャリアにおける99勝目を上げたということだ。

「シルバーストンでの出来事については誰もが独自の意見を持っている。意見がふたつに大きく分かれたインシデントだった」とウォルフはメルセデスのハンガリーGPプレビューで語った。

「しかしながら、最も重要なのはマックスが無事であることだ。特にあれほどの高速であのようなコーナーにマシンが衝突するのを見るのは決してよいものではない。彼が事故で無傷だったことをうれしく思う」

 ウォルフは、イギリスGPでメルセデスが大量得点を実現した以上に、メルセデスのパフォーマンス向上はW12のために開発された最新かつ、おそらく最後となるアップデートパッケージによるものだったと強調した。

「我々にとって励みになる週末だった。マシンのペースに、投入した小規模なアップグレードがうまく機能し、大量のポイントを獲得できた。この勢いを維持したいと思っている」

「今シーズン、どれだけ差が微々たるものか、どれだけチーム同士のアドバンテージがレースごとに変化するかということは認識している」

「我々とレッドブルはシルバーストンで非常に拮抗していたし、フェラーリもかなり速かった。今後の戦いはまったく異なるコースで行われる次のラウンドに移る」

“ウォールのないモナコ”として知られるハンガロリンクはタイトで曲がりくねった4.3kmのレイアウトを持つ。モナコに次いでシーズン中2番目に低速なコースであり、ドライバーとマシンに負担をかける。

 ハミルトンとメルセデスは過去3回のレースでブダペストで勝利を飾っているが、ウォルフは今週末チームが優位に立てるとは予想していない。

「ハンガロリンクは高ダウンフォースの、タイトでまがりくねったコースだ」とウォルフは述べた。「ほとんどゴーカートコースの大型バージョンのようだ。したがってハンガリーは前回のレースと比べると異なる獣のようなものだ。ここはライバルたちの方が相性が良いコースだろうが、我々は全力を尽くす」

「シーズン前半は長く白熱したものだった。もうすぐサマーブレイクだ。我々は充電するチャンスを得る前に、良い状態で休みに入りたいと思っている。これまでに起きたことを評価し、シーズン後半の戦いに戻る」