レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスは、2021年F1後半戦にパワーユニット交換によるペナルティを受けることを避けられない見込みだと、F1公式サイトが伝えた。

 フェルスタッペンは第10戦決勝1周目に、タイトル争いのライバル、メルセデスのルイス・ハミルトンとの接触により大クラッシュを喫した。ペレスは第11戦ハンガリーGPスタート直後、メルセデスのバルテリ・ボッタスがミスにより引き起こした多重クラッシュに巻き込まれた。

 ホンダはフェルスタッペンとペレスはふたりとも今季2基目のエンジン(ICE)を失ったと述べたと、F1.comが伝えた。そうなると、いずれグリッド降格ペナルティを受けることは避けられないものと思われる。

 全23戦を前提とした2021年のF1レギュレーションでは、1台のマシンが1シーズンに使用できるパワーユニットのエレメントの数は、エンジン(ICE)、MGU-H、MGU-K、ターボチャージャー(TC)は3基、エナジーストア(ES)、コントロール・エレクトロニクス(CE)は2基、エンジン・エキゾーストシステム(EX)は8基に制限されており、これを超えるとグリッド降格ペナルティを受ける。

 レッドブル・ホンダは、ハンガリーGP予選後にフェルスタッペンのパワーユニットに異変を発見したとして、交換を行った。その時点でホンダは、イギリスGPのクラッシュの影響が拡大したとの見方を示していた。フェルスタッペンは、ベルギーGP前の段階で、ICE、MGU-H、MGU-K、TCは3基目、ESは1基目、CEは2基目、EXは5基目を利用している状況だ。

 また、ペレスに関しては、前戦のインシデントで2基目のICEがダメージを負ったということで、ベルギーで3基目を入れることになると、F1.comは伝えている。

 後半戦のカレンダーはまだ発表されていないが、予定どおり12戦が開催される場合、レッドブルは4基目を入れざるを得ないものと考えられる。

 レッドブル・ホンダとフェルスタッペンは、メルセデスおよびハミルトンと僅差でタイトル争いをしており、グリッド降格ペナルティは大きな痛手となる。