9月9日にスタートするWRC世界ラリー選手権第9戦ギリシャを翌日に控えた8日、TOYOTA GAZOO Racing WRTは勝田貴元とキートン・ウイリアムズのペアが同ラウンドに参加しないことを公式SNS(Twitter:@TGR_WRC)で伝えた。

 トヨタの育成プログラムであるTOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムに参加し、トヨタ・ヤリスWRCを駆り2021年シーズンのWRC全戦に出場している勝田は今季、開幕6戦すべてでトップ6フィニッシュを果たし、第6戦ケニアでは日本人ドライバーとして27年ぶりに総合表彰台を獲得するなど活躍をみせている。

 そんな勝田は前戦ベルギーから、第7戦エストニアで負傷したダニエル・バリットの代役を務めるウイリアムズとコンビを組んでいる。その第8戦ではクラッシュによるリタイアに終わった彼らだが、今週末のアクロポリス・ラリー・ギリシャでも引き続き同じペアでラリーを戦う予定となっており、月曜日からは週末の戦いに向け“レッキ”と呼ばれる現地コースの下見を行っていた。

 しかし大会を直前に控えるなか、ウイリアムズが彼の家族の理由で緊急帰国を余儀なくされることになった。

 チームは勝田が週末のラリーに出場できるよう手段を模索したものの、代わりのコドライバーを連れてくることは叶わず。残念ながら、8年ぶりにWRCカレンダーに復帰を果たす伝統のラリーを欠場することが決定されたという。