9月9日、8年ぶりにシリーズカレンダー復帰を果たしたWRC世界ラリー選手権第9戦ギリシャが開幕。大会初日は首都アテネの市街地ステージを舞台にSS1が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)がトップタイムをマークし、競技1日目終了時のラリーリーダーとなった。

 2013年を最後に世界選手権のカレンダーから外れていたアクロポリス・ラリーがWRCに帰ってきた。木曜日のシェイクダウンで幕を開けた伝統のラリーのオープニングステージは、サービスパークから約200km離れたアテネでのセレモニアルスタート後、首都の市街地コースで実施された。

 全長0.98kmのターマック(舗装路)ステージは通常とは逆のスタート順で行われ、このステージの最終走者となったオジエは51.5秒というステージタイムをマーク。「ギリシャが大好き」と公言するシリーズ7冠王者が、チームメイトで総合2番手につけたエルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)のタイムを0.6秒上回りステージトップにつけた。
 
 エバンスと0.2秒差の総合3番手には、シェイクダウンで驚速タイムを記録したカッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)が入った。この結果トヨタが初日ワン・ツー・スリーを決めている。

「僕はギリシャがとても好きだ。美しい国であり、これらの道に戻ってくることができて本当にうれしい」と語るのは、2011年大会の覇者であり今大会で2度目のアクロポリス・ラリー優勝を狙うオジエ。

「もちろん、明日はいつものようにグラベルで道を開く仕事が待っているが、好きなラリーなので良いリズムを見つけるために最善を尽くすよ」

 僅差の2番手につけたエバンスは「今晩、アテネでラリーをスタートすることができてうれしく思う」とコメント。

「たとえ距離が短いステージであったとしても、いいスタートを切れて良かった」

 トヨタ勢の後塵を拝することになったヒュンダイ勢は、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)がトップから0.9秒差の総合4番手につけ、ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)とオット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)が首位と1秒差で並んだ。
 
 この後方にはサポートカテゴリーのドライバーが続き、アンドレアス・ミケルセン(WRC2/シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)が総合7番手、マッズ・オストベルグ(WRC2/シトロエンC3ラリー2)が総合8番手につけている。

 Mスポーツ・フォード勢はガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)がオジエから3秒遅れての総合17番手に。僚友のアドリアン・フルモー(フォード・フィエスタWRC)は3.8秒遅れの総合21番手だ。ヒュンダイ・2Cコンペティションのピエール・ルイ・ルーベ(ヒュンダイi20クーペWRC)はその直前の総合20番手となっている。

 本格的なグラベル(未舗装路)ラリーがスタートする10日(金)のデイ2は、アテネ西部のコリントス運河の近くにあるビーチリゾート、ルートラキの周辺で3本のSSを走行した後、午後は北へ移動しラミアのサービスパークに向かう途中でさらに2本のステージが行われる。計5本のSSの合計距離は89.40km、リエゾン(移動区間)を含めた1日の総走行距離は485.67kmだ。