9月11日現地時間16時30分、2021年F1第14戦イタリアGPのスプリント予選が行われた。

 直前のFP2でクラッシュしたカルロス・サインツ(フェラーリ)はマシン修復が完了しスプリント予選のスターティンググリッドへ。予選前のパワーユニット各コンポーネント投入で決勝の最後尾スタートが決まっているバルテリ・ボッタス(メルセデス)は、FP2でCEも今季3基目を投入し追加の10グリッド降格ペナルティを科されたが最後尾スタートは変わらず。

 気温は28度、路面温度は43度という金曜のFP1よりもさらに暑いコンディションでスタートを迎えた。

 大半のマシンがミディアムタイヤを選択するなか、マクラーレン勢、アストンマーティン勢は予選で使用した中古のソフト、アルピーヌ勢と角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は新品のソフトタイヤでスタートに臨んだ。

 スタートで先頭グリッドのボッタスが好発進を決めた一方、オフラインのイン側2番グリッドのルイス・ハミルトン(メルセデス)は出遅れマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が前へ。ハミルトンはマクラーレン勢にも先行を許し、ターン2のインで前のダニエル・リカルド(マクラーレン)に接触したピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)はフロントウイングにダメージを負ったままターン3を曲がりきれずにクラッシュ。これでセーフティカー導入となった。

 角田はターン5でロバート・クビサ(アルファロメオ)と接触し、クビサはスピン。角田はフロントウイングにダメージを負ってピットインし新品のソフトタイヤに交換する。ガスリーはリタイア、角田は19番手に後退する。

 これで順位は首位ボッタス、2番手フェルスタッペン、3番手リカルド、4番手ランド・ノリス(マクラーレン)、5位ハミルトンとなる。6番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)、7番手カルロス・サインツ(フェラーリ)、8番手アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、9番手ランス・ストロール(アストンマーティン)、10番手セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)というトップ10。

 レースは4周目に再開。ボッタスはパラボリカ手前から好加速を決めて首位を守り、後続も大きな混乱もなくリスタートを切る。フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)はレズモ1でセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)のインに飛び込んでパスし11番手に上がる。

 各車ともDRSトレイン状態で順位の変動はなく、淡々としたレースが続く。フェルスタッペンは首位ボッタスから2秒、マクラーレン勢は上位2台に着いていけずじわじわと離され、5番手ハミルトンはノリスのDRS圏内で食い下がるもののオーバーテイクを仕掛けるまでには至らない。

 ペレスは8周目にストロールを抜くが9周目のターン1で再びバトルになって止まりきれず、ターン1をカットしたためチームからの指示を受けてターン8でポジションを譲る。そして10周目のターン1で再びアウトからパスして9番手に浮上した。この件はスチュワードの審議対象となったものの、お咎めなしの裁定が下っている。

 結局最後まで各車ともオーバーテイクの決め手に欠け、ポジションの変動はないまま18周を走ってチェッカードフラッグ。ボッタスがスプリント予選を制して3ポイントを獲得したが、日曜の決勝は最後尾からのスタートとなる。フェルスタッペンが2番手でフィニッシュして2点を獲得し、決勝のポールポジションも掴み獲った。3番手にリカルド、4番手ノリス、ハミルトンは5番手。以降も順位に変動はなく、12番手ベッテル以降は13番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、14番手ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、15番手ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)、16番手角田、17番手ニキータ・マゼピン(ハース)、18番手クビサ、19番手ミック・シューマッハー(ハース)という結果になった。