2021年F1イタリアGPの土曜スプリント予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2番手、セルジオ・ペレスは9番手だった。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーはリタイア、角田裕毅は16番手という結果だった。

 フェルスタッペンはこの日、2ポイントを獲得、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とのギャップを5ポイントに拡大した。

 ペレスは、アストンマーティンのランス・ストロールをオーバーテイクしようとするなかでターン2をショートカットし、前に出たが、後にポジションを戻した。これによりペレスが継続するアドバンテージを得たかどうかが審議の対象となったが、調査の結果、問題なしとされた。その後、ペレスは改めてオーバーテイクを成功させている。

 ガスリーはオープニングラップでダニエル・リカルド(マクラーレン)のリヤと接触してフロントウイングにダメージを負い、ウイングがマシンの下に潜り込む形となり、高速コーナーのグランデでコントロールを失いコースアウト。バリアに当たってしまい、ガスリーはその場でリタイアとなった。

 角田はスタート直後にロバート・クビサ(アルファロメオ)と接触し、フロントウイングが破損、ピットに戻って交換したため、最後尾から追い上げる形になった。

 スプリント予選の結果が日曜決勝スターティンググリッドになるが、土曜時点でバルテリ・ボッタス(メルセデス)がパワーユニット交換のために20番グリッドに降格されることが決まっているため、フェルスタッペンは1番グリッド、ペレスは8番グリッド、ガスリーは19番グリッド、角田は15番グリッドが暫定的に与えられている。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
FP2 3番手(1分23秒662:ミディアムタイヤ/23周)
スプリント予選 2番手(3番グリッド/ミディアムタイヤ)

セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
FP2 4番手(1分23秒917:ソフトタイヤ/29周)
スプリント予選 9番手(9番グリッド/ミディアムタイヤ)

ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
FP2 9番手(1分24秒654:ソフトタイヤ/24周)
スプリント予選 リタイア(6番グリッド/ミディアムタイヤ)

角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
FP2 15番手(1分25秒422:ミディアムタイヤ/32周)
スプリント予選 16番手(17番グリッド/ソフトタイヤ→ソフトタイヤ)

■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
 今日のスプリント予選では、3番手からスタートしたレッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手がポジションを1つ上げて2位を獲得しました。本日トップでフィニッシュしたマシンのペナルティが決定していますので、明日はフェルスタッペン選手がポールポジションからのスタートとなり、非常によい結果を得ることができました。

 チームメイトのペレス選手はスタートでポジションを落としたものの、DRSトレインでオーバーテイクが難しい状況の中で、スタートポジションと同じ9位まで挽回して終了しました。

 6番グリッドからスタートしたスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手が、スタート直後の混乱での接触によってリタイアとなったことは非常に残念に思っています。角田選手もスタート直後に接触があり、フロントウイングを交換。最後尾まで下がりましたが、そこからいいオーバーテイクを見せて16番手までポジションを取り戻すことができています。

 本日のスプリント予選は18ラップで行われましたが、本番レースは53ラップです。通常のレースフォーマットとは異なり、スタート時に使用するタイヤのコンパウントは自由になります。

 本日の結果を見直した上で、各チームはさらに戦闘力を上げるべく色々な検討を加えた戦略を立てて臨んでくるはずです。今日は2つのチームで明暗が分かれてしまいましたが、十分な準備をして、明日の本番レースでは4台のマシンがいいレースをできるように準備をして臨みます。