2021年F1第15戦ロシアGPのフリー走行1回目が行われ、メルセデスのバルテリ・ボッタスがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは3番手、セルジオ・ペレスは9番手、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは6番手、角田裕毅は16番手となっている。

 衝撃的なルイス・ハミルトン(メルセデス)とフェルスタッペンのクラッシュ、そしてマクラーレン1-2で幕を閉じたイタリアGPから1週間空けてのロシアGP。今週末のソチは土曜日以降雨模様の予報だが、初日は穏やかな晴天。FP1の始まった現地時間午前11時半の時点で、気温19度、路面温度28度。降水確率は0%だ。

 ここはタイヤへの負荷が小さく、C3、C4、C5と最も柔らかいコンパウンドが投入されている。序盤はほとんどのマシンがハードタイヤとミディアムタイヤで走り出した。唯一シャルル・ルクレール(フェラーリ)だけが、ソフトを履いて周回を重ねている。

 2014年の初開催以来、ロシアGPではメルセデスが全勝している。その状況が今年も継続されるのか、まずはセッション15分の時点ではボッタス、ハミルトンがともにハードで1−2の速さを見せている。3番手がソフトのルクレール。フェルスタッペンもソフトに履き替えたが、ボッタスからほぼ1秒落ちの7番手。「(回生エネルギーの)リチャージがひどい」と不平を漏らす。

 しかしその後、メルセデス2台にコンマ357秒差をつけてトップに立った。するとメルセデス2台もソフトに交換。ボッタスが大幅にタイムを更新し、フェルスタッペンに1秒1以上の大差を付けた。直後にはハミルトンも、ボッタスからコンマ2秒落ちながら2番手に。2セット目のソフトに履き替えたルクレールも3番手に付け、フェルスタッペンは4番手まで後退した。そしてハードで走り続けているガスリーがトップから2秒5落ちながら5番手と、初日から速さを発揮している。ペレスはハードで12番手。同じコンパウンドの角田は18番手だ。

 セッション中盤を過ぎ、ほぼ全車がソフトに履き替えた。その矢先に、VSC(バーチャルセーフティカー)が導入。メインストレートエンドのコース上にデブリが落ちていたのを除去するためだったようだ。終了15分前、フェルスタッペンが2セット目のニュータイヤを履き、メルセデス2台とのギャップは大きく縮めたものの、順位的には3番手に留まった。

 終盤はメルセデス2台がハードでロングラン、フェラーリはルクレールがソフト、カルロス・サインツがハードに分かれてロングランを行っている。このセッション、メルセデス1-2は変わらず、3番手フェルスタッペンは早々にコクピットから下りている。4番手ルクレール、5番手にセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)がつけ、6番手ガスリー。前戦イタリアGPで1-2をはたしたマクラーレンは、ランド・ノリス8番手、ダニエル・リカルド14番手に留まった。

 フェルスタッペン、ガスリー以外のホンダ勢は、ペレス9番手、角田はナーバスな挙動に手を焼いているようで、ガスリーからほぼ2秒落ちの16番手だった。