アルファロメオF1のチーム代表であるフレデリック・バスールは、アントニオ・ジョビナッツィにはまだシートを守るチャンスがあると述べている。2022年のバルテリ・ボッタスのチームメイトを最終的に決定するまでにまだ時間があるからだ。

 アルピーヌのジュニアドライバーである周冠宇は、FIA-F2選手権で2ラウンドが残されている現在2位につけているが、最近彼が来年のアルファロメオのふたり目のドライバー候補なのではないかといううわさが広まっている。周は中国出身という他にないマーケティングプロフィールとともに、アルファロメオに利益をもたらす可能性がある手厚いスポンサーパッケージに支えられた候補者だと報じられている。

 ジョビナッツィは最近予選で非常に良いパフォーマンスを発揮しており、オランダGPとイタリアGPでは7番グリッドに並んだが、土曜日のペースをレースに活かすことができていない。

 しかしバスールは、27歳のジョビナッツィが今後のレースで好結果を出せば、まだ2022年のシートを守るチャンスはあると主張している。

「少なくとも我々の立場の良い面は、待つことができることにあると思う。なぜなら何人かのドライバーと接触しており、ボールは我々の手にあるからだ」とバスールは『RACER』に語った。

「またアントニオにとっては、彼が向上できると証明するチャンスにもなる。私はこの状況はアントニオにとってチャンスだと考えている。彼は走行することでいい仕事ができること、進歩できることを示すことができる立場にいるからだ」

「走行できない状態で、他のドライバーの調子が良いか悪いか見守らなければならないのは、はるかにもどかしいことだ。アントニオにはこのチャンスがあり、彼はそれをつかまなければならない」

 だが、ジョビナッツィの一発の速さとレースの結果の間に相対的な不足が存在していることをバスールは十二分に認識している。

「純粋なパフォーマンスに関しては、予選とレースについて話さなければならない。昨年彼は強力なレースをし、1周目でベストなパフォーマンスを発揮したレーサーだった。つまり彼は昨年はレースで非常によくやっていた」

「今シーズン、彼はQ1の後に改善しなければならない場合に少々苦戦している。だがこの数レースで彼は非常によくやった。彼が様々なスティントや周回をこなし、結果を出せることを見てとてもうれしく思った。彼はQ1からQ2、そしてQ2からQ3へとすべての周回で改善し、予選中にすべてをまとめ上げて微調整することができた」

 バスールは、ジョビナッツィが日曜日のパフォーマンスを向上させ、トップ10に食い込む時期が来ていることを強調した。

「今の目標がポイント獲得であることは確かだ。この数レースは少々難しかった」

「だが私は彼がその仕事をできると分かっている。私は今、彼が予選ペースとレースペース、そしてファーストラップからラストラップまですべてをまとめる週末が来るのを待っているところだ」