元Mスポーツ・フォードのクルーであるテーム・スニネンは、今月初旬に行なわれたWRC世界ラリー選手権第10戦フィンランドでWRC2クラス優勝を飾った。彼はこの母国ラリーでの成功が、来シーズンのシリーズでより恒久的なシートを獲得することにつながることを望んでいる。

 今年8月にMスポーツを離脱した後、ヒュンダイ・モータースポーツへの加入が明らかになったスニネンにとって10月1〜3日に開催された“ホームイベント”は、2016年以来初めてフォード・フィエスタ以外のマシンで参加したイベントとなった。

 このフィンランド人ドライバーは地元戦でフォルクスワーゲン・ポロGTI R5をドライブしてクラス優勝を手中に収めたが、今週末(10月14〜17日)に行なわれるWRC第11戦スペインでは、同じくWRC2クラスにヒュンダイi20 Nラリー2で出場する予定だ。

「この結果が何かを得るのに役立つことを願っている」と語ったスニネン。

 27歳の彼は「良いシートを確保したい」と述べた一方、カテゴリーにはこだわらないと言う。

「WRC2とWRC、どちらでも構わない。なぜなら僕の目標はより多くのラリーとテストをこなすことであり、その点はあまり気にしていないんだ」

「テストは、より良く、より速いドライバーになるための唯一の方法だ」

「僕の究極のゴールは今後数年間WRCに出場し続け、ワールドチャンピオンを目指して戦う準備をすることだ」

■マシンスイッチ後の切り替えは簡単ではなかった

 スニネンはフォード・フィエスタからフォルクスワーゲン・ポロへの乗り換えは簡単ではなかったことを認めた。

「まったく違うクルマをドライブすることは、かなりやりがいを感じた。一方、ときには非常に難しいと感じた」

「しかし、このクルマ(ポロGTI R5)は本当に良いドライブができる。細かな調整をするだけで僕はあまり変更することはなかったんだ」

「週末の間にクルマからたくさんのことを学び、何か小さなものを変えることもできたかもしれないが、それは本当に小さなものだと思う。それでも、もっと速く走れたはずだ」

 前述のとおりスニネンは今週末、ヒュンダイ・モータースポーツNチームのヤリ・フッツネンとともに、同チームの新車i20 Nラリー2をドライブする。これは彼にとって、今年3台目の異なるラリー2マシンでラリーに参加することを意味している。

「それは良い経験になるだろう。さまざまなクルマを見て、どこが強いかを理解するのは良いことだ」とスニネン。

「なぜなら、すべてのクルマにはポジティブな面とネガティブな面があり、(それを理解することで)最終的にはどんなクルマも速くするための良いパッケージを作ることができるかもしれないからね」

「ラリー・スペインは僕のお気に入りのラリーのひとつだ。同時にロングカーブがたくさんあるので、ターマック(舗装路)で新車のバランスを感じ取るには最高のイベントだと思う」