FIA世界モータースポーツ評議会会合が行われ、2022年F1カレンダーが承認された。史上最多23戦から成るシーズンが、3月にバーレーンで開幕し、11月にアブダビで幕を閉じる。

 10月13日、2021年3回目のF1コミッションの会合が行われた後、FIAは、23戦から成るカレンダー案が提示され、これが10月15日に行われる世界モータースポーツ評議会に提出されることを明らかにしていた。

 2021年も元々は23戦が予定されていたが、新型コロナパンデミックの影響で22戦に減らされた。新たな技術レギュレーションにより新世代F1マシンが登場する来季、FIAとF1は改めて、史上最多23戦の開催に挑む。

 事前に報道されていたとおり、中国GPはカレンダーに含まれず、3年連続で開催されないことが決まった。政府のCovid-19感染拡大防止策の関係で来年は確実に開催できる状況ではなかったと伝えられているが、2023年のカレンダー復帰を目指すものとみられる。

 中国GPは元々は4月24日の開催が予定されていたが、その枠にはイモラでのエミリア・ロマーニャGPが加えられた。また、今年開催されたトルコGPとポルトガルGPは来年は開催されない。カタールGPはFIFAワールドカップの開催を控えているため、来年は休催するが、2023年から10年間の契約を結んでいる。

 来年初開催となるのはマイアミGPで、オースティンでのグランプリも維持されるため、アメリカでの開催が2回となる。

 また、パンデミックの影響で中止を余儀なくされてきた日本GP、オーストラリアGP、カナダGP、シンガポールGPの久々の開催にも期待が集まる。鈴鹿での日本GPは、ロシア、シンガポールに続く3連戦の第19戦として、10月7〜9日に組み込まれている。

 3月20日のバーレーンGPでシーズンが開幕、11月20日の最終戦アブダビGPまでの8カ月のなかに約1カ月のサマーブレイクを挟みつつ、23戦が組み込まれた。2022年11月21日にスタートするカタールでのFIFAワールドカップと日程が重なるのを避けて、来季F1シーズンは近年より早く終えられることとなった。短期間のなかで23戦を行うため、2連戦7回、3連戦2回が含められている。そのなかで、モナコGPは伝統的な木曜スタートのフォーマットを廃止し、他グランプリと同様の金曜スタートに変更される。また、今年初めて導入されたスプリント予選フォーマットが、大幅に数を増やして実施されることもわかっている。

 なお、今回発表された暫定カレンダーでは、エミリア・ロマーニャ、スペイン、シンガポール、アメリカに関しては「契約締結が条件」、マイアミについては「FIAのサーキットホモロゲーションが条件」と記されている。

 F1のプレジデントおよびCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、「来シーズンは、より多くのファンをサーキットに迎え、過去2年よりも、通常に近い形になることを願っている」と述べている。

「パンデミックが収まったわけではないので、引き続き、すべての関係者および訪れるコミュニティを守るため、警戒し、安全に留意していく」

■2022年F1世界選手権暫定カレンダー(2021年10月15日発表)
Round日程グランプリ(開催地)13月20日バーレーン(サクヒール)23月27日サウジアラビア(ジェッダ)34月10日オーストラリア(メルボルン)44月24日エミリア・ロマーニャ(イモラ)※55月8日マイアミ(マイアミ)※※65月22日スペイン(バルセロナ)※75月29日モナコ(モナコ)86月12日アゼルバイジャン(バクー)96月19日カナダ(モントリオール)107月3日イギリス(シルバーストン)117月10日オーストリア(シュピールベルク)127月24日フランス(ル・キャステレ)137月31日ハンガリー(ブタペスト)148月28日ベルギー(スパ・フランコルシャン)159月4日オランダ(ザントフォールト)169月11日イタリア(モンツァ)179月25日ロシア(ソチ)1810月2日シンガポール(シンガポール)※1910月9日日本(鈴鹿)2010月23日アメリカ(テキサス)※2110月30日メキシコ(メキシコシティ)2211月13日ブラジル(サンパウロ)2311月20日アブダビ(アブダビ)
※契約締結が条件
※※FIAのサーキットホモロゲーションが条件