WRC世界ラリー選手権第11戦スペインは10月15日、競技初日のSS1〜6が行われ、ヒュンダイのティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が、1日の終盤にエルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)を逆転してデイ1首位に立った。そんな『ラリー・スペイン』の初日を終えたトヨタ、ヒュンダイの両陣営からドライバーコメントが発表された。

■Mスポーツ・フォードWRT
●ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)/デイ1総合6番手
「今朝よりは大分ましだね。このステージでは実際のところ感触がかなり悪かった。インカット部分が深すぎて、そこを通過するとクルマの底を打ってしまうんだ」

「明日のステージはすごく美しいところだ。そこで僕たちに何ができるか見てみようじゃないか」

●アドリアン・フルモー(フォード・フィエスタWRC)/デイ1総合7番手
「今日は僕にとってすべてのステージがまったく新しいものだったから、大きなチャレンジだった」

「1日を通じてペースを改善できたのでうれしいよ。明日のステージのことは完璧に把握しているから、ペースが今日の最終ステージと同レベルのものになることを期待している」
※いずれもSS6フィニッシュ直後のコメント

■ヒュンダイ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合首位手
「今日の午後は走行中に一層自信が持てた。午前中のループでは頻繁にアンダーステアが出たので、ドライブするというよりは、マシンをなんとか走らせるという感じだった」

「曲がりくねった道では、もっと速く走れたかもしれないと感じたが、マシンをうまくコーナリングさせることができなかったんだ。明日はステージの形状がさらに流れるようなものに変わる。僕たちとより相性がよいものであることを期待しているよ」

「ラリーの素晴らしいスタートを切ったエルフィン(・エバンス)との戦いを続けるために、できる限りのことをするつもりだ。そのことは僕たちにとって目覚ましのようなものになったが、僕たちはもうゲームに戻っている」

●オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)/リタイア
「嫌な驚きのあった1日だった。今朝はSS2でかなり大きくスピンしてしまった。そして午後のループのオープニングでは、道路を外れてリタイアせざるを得なくなった」

「(コースアウトした際に)切り株にぶつかってマシンにダメージを負ってしまい、残念なことに修理は不可能だった。かなりの衝撃だったから、おそらくコーナーに進入する際にスピードを出しすぎていたのだろう」

「ホイールを少しロックさせてしまい、泥に足も取られ、どうすることもできなかった。マルティン(・ヤルヴェオヤ/コドライバー)と僕はふたりとも大丈夫だ。限界を超えていたわけではなかったのに、少し思いがけないことになった」

●ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合4番手
「1日の始めからすぐ、最大限にプッシュしていた。スペインに戻って母国のイベントで競うのはいいものだね。フルターマックのイベントに戻ったわけだけど、僕たちはまずまずの金曜日を過ごしたと思うよ」

「午後のループは2本のスペアタイヤを持って少し違う戦略を採ったんだ。つまりステージではさらに重量がかかっていたわけだけれど、最終ステージではタイヤのパフォーマンスが一層良くなった」

「タイムがもう少し良くなることを望んでいたが、正直なところこれ以上差を縮めるのは難しかった。先頭集団のクルーは速いよ。僕たちは表彰台を目指してプッシュを続けていくつもりだ」

■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合3番手
「我々にとって“そこそこ”良い1日だった。優勝を目指してここに来たので、望んでいたほどは良くなかったし、なかなかリズムを掴むことができなかった」

「今朝のステージは悪くなかったのだが、それ以上にエルフィン(・エバンス)は非常に良いスタートを切った。午後は路面がかなりダーティになっているセクションがいくつかあり、大きなリスクを負いたくなかったこともあって、やや苦戦した」

「トップとの19秒という差は少し大きすぎるが、この後も改善を進めるつもりだし、依然多くのポイントを獲得できる順位につけているので、明日に期待している」

●エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合2番手
「午前中はとてもうまくいった。クルマのフィーリングが良く、いいリズムで走れたが、最初のステージであれほどのタイムが出たことには自分でも驚いたよ」

「午後の再走ステージでも、ほとんどのパートは特に問題なかったけど、SS5だけは路面が少しダーティになっていて滑りやすく、少し難しく感じた」

「縁石にクルマの後輪をかなり激しく当ててしまったのだけど、幸運なことになんとか生き残った。トップ2台のタイム差は非常に小さく、明日のトリッキーな1日にすべて懸かっていると言えるだろう」

●カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合5番手
「全体的には良い1日だった。午前中はかなりトリッキーで、ちょっと苦戦したけど、昼のサービスでクルマにいくつか調整を加えたところ、それがとてもうまく機能し、午後はより楽しく走ることができたよ」

「このクルマでスペインに出たことがなかったので、今日は良い勉強の機会になったし、多くの経験を積むことができたと思う」

「明日はライバルたちがWRカーで何度も走っているステージなので、困難な戦いになるとは思うが、さらなる改善を続けたいと思っている」