2021年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦デイトナ24時間レースで話題となったマシンカラーリングが、11月13日に行われるシーズン最終戦『モチュール・プチ・ル・マン』で復活することが明らかとなった。デイトナでクラス優勝を遂げたEraモータースポーツは、再び6歳のファンがデザインした“クレヨンカー”のオレカ07・ギブソンで伝統の一戦に臨む。

 カナダ・オンタリオ州の6歳の男の子、オーウェンがデザインしたこの車両は、カイル・ティリー/ドワイト・メリマン/ライアン・ダルジエル/ポール・ループ・シャタンの手により、1月に開催されたデイトナ24時間レースでLMP2クラスを制していた。

 その後、チームはブルーをベースとした“通常塗装”でシリーズ戦を戦ってきたが、最終戦のビッグイベントでは、再び開幕戦同様のスペシャル・カラーリングが見られることになった。

 ジョージア州のロード・アトランタで今週末開催される“ミシュラン・エンデュラス・カップ”の一戦である10時間耐久レースには、ティリー、メリマン、ダルジエルの3人が同チームからエントリーしている。

「再びオーウェンのカラーリングをクルマに施すことには、我々にとって大きな意味がある」とチームオーナーのティリーは語っている。

「それは僕らにロレックス24(デイトナ24時間)で幸運をもたらしただけでなく、そのカラーリングと僕らの最初の勝利によって、シーズンを通じてサポートしてくれる多くの新しいファンを得ることができた」

「“クレヨン・ラッピング”でシーズン最終戦に挑み、表彰台を獲得することで今年をポジティブに総括できれば、応援してくれたファンに感謝できる素晴らしい機会となる」

 1月にEraモータースポーツが勝利を挙げたあと、オーウェンの家族はインディアナポリスを拠点とする同チームと連絡を取り合い、カナダとアメリカの国境がオープンになり、この“若手デザイナー”が6月のワトキンス・グレン6時間に来場できるようになることを望んでいた。

 結局、新型コロナウイルス関連の制限によって夏の間は国境の閉鎖が続いてしまったが、11月はじめにオープンとなったことで、オーウェンはついに最終戦の現場で自身によるデザインが施されたオレカ07と対面することになる。オーウェンはレースウイークの間ずっと、サーキットにいる予定だという。

「僕はプチ・ル・マンに行くことに興奮している。なぜなら、実際に僕のクルマを見ることができるし、たぶん実際そこに座ることもできそうだから」とオーウェンは語っている。

「ドライバーたちに会って、彼らの幸運を祈るのが待ちきれない」

 2度の優勝と3回の表彰台獲得により、Eraモータースポーツはミシュラン・エンデュランス・カップのランキングで3位につけている。