11月13日、BMW Mモータースポーツは、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLL)が2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権で、ドイツメーカーのLMDhプログラムを運営し、来シーズンはM4 GT3を用いた2台体制でGTデイトナ・プロ(GTDプロ)クラスに参戦することを発表した。

 この合意は、RLLがGTル・マン(GTLM)クラスが2021年シーズンで終了した後も、長年にわたり北米モータースポーツにおけるファクトリー・アフィリエーション(提携)を続けてきたBMWとの関係を継続し、次世代GTおよびプロトタイプレースのプログラムを提供することを意味する。

 現在ダラーラで開発作業が進むBMWのLMDh車両のペアは、2023年に予定されているIMSAのトップレベル・カテゴリーの初年度シーズンに、RLLによって運営される予定だ。

 BMWはこの新たなプロジェクトにRLLが関与するという発表に際し、共通ハイブリッドシステムが搭載される新型プロトタイプカーのティザーイメージを初めて公開し、このクルマが『BMW M LMDh』として知られることを確認した。

 なお、今回の発表ではLMDhおよびGTDプロクラスにエントリーするドライバーは明らかにされていない。

「BMWチームRLLは、LMDhプロジェクトの理想的なパートナーだ」と語るのは、BMW Mモータースポーツの責任者であるマイク・クラック。

「BMW Mモータースポーツは2009年以来、ボビー・レイホールと彼のクルーと一緒に非常にうまく協力してきた。この間に私たちは皆、IMSAシリーズのことを熟知し、ともに大きな成功を収めてきたんだ」

「我々の観点からすると、2023年からトップクラスでレースをし、総合優勝にチャレンジすることは論理的な次のステップと言える」

「新しいレースカーで戦う場合、レースシリーズやサーキット、さらに組織の面で何が待ち受けているのかを既知であることは大きな利点になる」

「さらに、BMWチームRLLは北米のGTシーンにおける最高のチームのひとつであるだけなく、フォーミュラ・レーシングで成功するためのすべての要素が揃っているんだ」

 前述のコメントにもあるように、チームRLLとBMWは2009年のALMSアメリカン・ル・マン・シリーズ以来、GTレーシングを通じてリンクしてきた。2023年のIMSAシーズンは、このふたつの組織がプロトタイプレースで初めて共同作業を行う機会となる。

 RLLはこれまでにM3、Z4、M6、M8といったBMWのファクトリーマシンでGTレースに参戦してきた。その中のハイライトのひとつは2019年と翌2020年に達成したM8 GTEでのデイトナ24時間レースGTLMクラス連覇だ。

 チームを率いるボビー・レイホールは、「私にとって個人的にも、チーム代表という立場的にも、これは夢の実現のようだ」と語った。

「いま最初にBMW M4 GT3のような真新しいクルマを走らせ、BMWチームRLLとして次のステップに進み、LMDhカテゴリーで(レースの)総合優勝を目指して戦うことは、我々が絶対に行きたかった方向だ」

「BMW Mモータースポーツと一緒にそれを行うことができることをとてもうれしく思うとともに、大変光栄に思う。そして感謝している」