F1第19戦ブラジルGPで優勝を飾ったルイス・ハミルトン(メルセデス)がチェッカーフラッグを受けた後のスローダウンラップでシートベルトを外したことで規則違反を犯したと判断され、5000ユーロ(約65万円)の罰金を科された。

 決勝後の現地16時41分に、スチュワードは、国際競技規則・付則Lチャプター3・第4条「セーフティベルト」への違反を疑い、メルセデスの代表者を17時に呼び出すと発表した。ここには「ドライバーは、競技中は常に、サーキット、ピットレーン、スペシャルステージ、競技コースを走行している際、車両の技術規則に従ったセーフティベストによってシートに適切に拘束されていなければならない」と定められている。

 ハミルトンは優勝を決めた後のクールダウンラップにおいて、コース上でマーシャルからブラジル国旗を受け取っており、その際にシートベルトを外したとみられている。

 メルセデスのスポーティングディレクター、ロン・メドウズがスチュワードルームを訪れた後、17時23分にスチュワードの裁定が発表された。ハミルトンはコース走行中にセーフティベルトを外したことで、上記条項への違反がなされたと判断され、5000ユーロ(約65万円)の罰金と2022年末まで執行猶予される20000ユーロ(約260万円)の罰金が科された。

 スチュワードはこの裁定について、以下のように述べている。
「44号車のドライバー、ルイス・ハミルトンは、レース後のインラップで、シートベルトを外した。スチュワードは、(勝利を)祝いたいという気持ちを理解するものの、マシン走行時にシートベルトを外すことは基本的に危険な行為である」

「さらに、F1ドライバーはジュニアカテゴリーにとって見本を示す存在である。ジュニアカテゴリーのドライバーは常にマシンの安全デバイスを使用することの重要性を学ぶことが重要だ」

 この違反が決勝結果に影響することはない。ハミルトンは、金曜予選で最速タイムを出しながら、技術規則違反で失格になった。最後尾からのスタートのスプリント予選で5番手を獲得。決勝はパワーユニット交換による5グリッド降格で10番グリッドスタートとなったものの、見事な追い上げで、優勝を飾った。