アルファロメオ・レーシング・オーレンのチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、チームを去るアントニオ・ジョビナッツィと新たに加入する周冠宇に対しコメントを発表。ジョビナッツィとは「今年を力強く締めくくりたい」と語り、周については「才能を開花させるためのサポートを楽しみにしている」と語った。

 11月16日、アルファロメオは、2021年シーズン限りでジョビナッツィがチームを去ること、そして2022年より周を起用することを発表した。アルファロメオのドライバーラインアップについては、キミ・ライコネンのF1引退とバルテリ・ボッタス(現メルセデス)の加入が明らかになっており、2022年はラインアップが一新される。

 離脱が決まったジョビナッツィは、イタリア出身で現在27歳。2016年にGP2(現在のFIA-F2)でランキング2位を獲得すると、その年の年末にフェラーリのテストドライバーに就任。2017年には、レース・オブ・チャンピオンズで背中を負傷したパスカル・ウェーレインに代わってチームの前身であるザウバーからプレシースンテストにも参加し、開幕2戦でも代役を務めた。その後は同じフェラーリのパワーユニットを使うハースでもフリー走行1回目を担当している。

 アルファロメオ・ザウバーとなった2018年はテストドライバーを務め、2019年に正式にアルファロメオのシートを獲得。ザウバーでの2戦を含め、これまで59レースを戦ってきた。

 チームを去るジョビナッツィについて、バスールは、良かったことも悪かったこともチームの成長に繋がったと語った。

「ドライバーに別れを告げるのは決して簡単なことではない。特に、長い間チームの一員であったアントニオの場合はなおさらだ。別れの際には、楽しかった思い出を大切にし、悪かったことから教訓を得る。そしてそれらの瞬間がチームとしての我々の成長につながったと考えている」

「アントニオの2021年シーズン以降の活躍を願っている。まだ3レースあるので、ともにいい結果を残して、今年を力強く締めくくりたい」

 またバスールは、新たにチームに加入する周を「非常に才能のあるドライバー」と評価し、ボッタスとは成功を収めることができる関係を築くだろうと語った。

「周冠宇をアルファロメオ・レーシング・オーレンに迎えることができて嬉しく思う。F2での成績が示すように、彼は非常に才能のあるドライバーであり、F1において彼の才能を開花させるためのサポートをすることを楽しみにしている」

「2022年の我々のラインアップを誇りに思っているし、周ががバルテリ(・ボッタス)と大きな成功を収めるパートナーシップを築くと確信している」

「また、新しい中国のファンを歓迎したい。アルファロメオ・レーシング・オーレンは歴史的なブランドだ。中国でのF1が素晴らしいものになるよう最大限の努力をしていくつもりだ」