2021年F1第21戦サウジアラビアGPのフリー走行1回目が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2番手、セルジオ・ペレスは11番手、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは4番手、角田裕毅は15番手となっている。

 F1初開催のサウジアラビアGP。紅海沿岸のサウジ第2の大都市ジェッダに建設された市街地コースは平均時速250kmを越えると予想され、『超高速のモナコ』が謳い文句だ。前戦カタールに続くナイトレースだが、カタールが日没直後のスタートなのに対し、サウジアラビアの予選、レースは完全に夜間に行われる。

 そしてFP1も日中の炎天下ではなく、そろそろ日が暮れようという午後4時30分開始だ(日没時間は午後5時40分)。セッションスタート時点で気温28度、路面温度35度と、まだまだ暑い。そして海岸沿いだけに、湿度も70%と砂漠地帯にしては高い。

 走り始めの路面は、直前までFIA-F2のフリー走行が行われていたこともあってか、予想されたほど砂っぽくはない。ただし明らかに舗装したての感じで、グリップレベルは決して高くなさそうだ。各車は慎重に走りながらも、周回ごとに順調にラップタイムを上げている。序盤はハードタイヤを履いたフェルスタッペンが首位をキープし、2番手にバルテリ・ボッタス(メルセデス)、3番手ランド・ノリス(マクラーレン)、4番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)、5番手ガスリーという順位。ハミルトンはフェルスタッペンから1秒4落ちの6番手と、スロースタートだ。

 60分のセッションが半分を終えた時点で、首位は依然としてフェルスタッペン。1分33秒台から始まって、1分30秒014までタイムを伸ばしている。そして2番手には、ソフトタイヤで10周を走ったハミルトンがコンマ6秒落ちまで迫った。

 セッションを折り返すと全車がソフトを装着し、一発タイムを出しに行った。ボッタスはセクター1、2で最速タイムを出したが、セクター3で大きくタイムロスして順位を上げられない。フェルスタッペンもターン22で縁石に乗り上げ、フロア下にダメージを負ったのか、タイムを伸ばすことなく、早々にピットに戻って行った。

 終了20分前、ボッタスが1分30秒009で首位を奪った。そして5分後にはハミルトンが1分29秒786で初めてトップに立ち、メルセデスが1-2を形成した。フェルスタッペンはハードでの自己ベストをなかなか更新できなかったが、チェッカー直前2番手まで順位を上げた。

 ガスリーがボッタスからコンマ2秒差で4番手に付け、相変わらず一発の速さを見せている。アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)も5番手と健闘。6、7番手にカルロス・サインツ、ルクレールのフェラーリ勢。8番手ダニエル・リカルド(マクラーレン)。9番手のフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)はソフトでタイムが伸びなかったが、ハードに履き替えて一気にタイムを上げた。10番手セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、11番手ペレス。角田は15番手だった。