フェラーリは完全な新型となる2022年型マシンを、バルセロナでプレシーズンテストが始まる2月23日の週に先んじて、同月中旬に発表予定だという。チーム代表のマッティア・ビノットによると、接近戦を可能にすることを目指すF1の新レギュレーション仕様で設計されたフェラーリの2022年型マシンは、まだ名称が決まっていないとのことだ。

「マシンは2月中旬に発表予定だ」とビノットは、フェラーリの毎年恒例のクリスマスメディアイベントで認めた。

「日程はまだ決まっていない。2月の16日から18日あたりだろう。日程は今後数週間のうちに確定される」

 ビノットはフェラーリの2022年シーズンの見通しについて詳しく述べるなかで、マシン開発はポジティブな方へ進んでいると語った。しかし、フェラーリが序列のどこにつけるかについて予測することは避けた。フェラーリのライバルについては、多くの未知の部分があるためだ。

「他チームやライバルたちを参考にできないことは分かっている。それが最も難しいことだ」とビノットは説明した。

「彼らがどのようになっているのか手がかりはまったくない。だが私にとって重要なのは、我々が目標に達しつつあり、計画が進んでいると知ることだ」

「新レギュレーションは明らかにチャンスだ。競争力を持つことを期待しているが、私にとって競争力があるということは、レースで優勝できるポジションにつけるということだ」

「それは、我々がタイトルを賭けて戦えるという意味になるだろうか? 今日に目を向ければ、差はいまだに大きい。だがフェラーリとして、それは我々のDNAの一部なのだ」

「重要なことは、少なくとも一部のレースでポールポジションや優勝を争えるようになることだ。それは継続的な成長と改善の単純な結果だ。今年に比べて改善できなかったら、私は失望することになる」

 ビノットはまた、フェラーリの2022年型パワーユニットが、F1の新燃料に適合するように設計された“大きく異なる”ICE(内燃機関)を搭載することを明らかにした。

「2022年のハイブリッドシステムには、レギュレーションの最初にあるようにいくつかの変更がある。FIAからシステム全体が良いものになるよう、さらなるセンサーが提供されているからだ」

「だがシステム全体としては、今シーズン末に我々がレースをした時のものに非常に似ている。だが残りの部分は、特に内燃機関については、大きな違いがあると言わなければならない」

「我々は10%がエタノールで構成された新しい燃料を使用するが、これが燃焼を大きく変えた。異なる燃料であることを考慮すると、サプライヤーが何であれ、また、サプライヤーのせいではないが、我々は大体20馬力を失っていることになる。つまり何らかの形で燃焼自体がかなり変化しているということだ」

「そのためパワーユニットの開発には多くのチャンスがある。我々は特に燃焼自体の設計についてかなりの変更を施した」

「シャシーについては何を変革できるだろうか? 我々の変革実行へのアプローチは非常にオープンマインドなものだ。マシンのコンセプトについて何が可能かそうでないかを考える際には、外形だけでなく、ボディワークの下で何ができるかを見る。レイアウトの点、サスペンション設計の点、パワー構造を含む構造の点も同様だ」

「チームは全体的なデザインに大きなイノベーションを起こしたと思う。我々が今、正式なものにしようとしているのは、2021年のプロジェクトとはかなり違うものだ」