12月25日、スーパーGT GT300クラスに参戦するGOODSMILE RACING & Team UKYOは、東京都千代田区で2022年の参戦体制発表会を開催し、同時にファン向けに公開生放送した。このなかで、2022年もメルセデスAMG GT3を使用し、ヨコハマタイヤを装着、11年目のコンビとなる谷口信輝と片岡龍也のコンビで王座奪回に挑むことを発表した。

 初音ミクをボディに描き、多くの熱烈なファンに支えられながら、2011年、2014年、2017年と三度のGT300チャンピオンを獲得するなど、最強チームのひとつとして君臨してきたGOODSMILE RACING & Team UKYO。しかし、“3年に一度”のチャンピオン獲得のジンクスを狙った2020年、そして2021年は参加条件などもあり、これまでからは想像もつかない苦戦を強いられてきた。

 そんな状況を打破すべく、メルセデスAMG GT3を製作するドイツのHWAとの連携を強化。レースウイーク中にドイツのエンジニアとリモートでコミュニケーションを取りながら、マシンのパフォーマンスを最大限に引き出すべくエンジニアリングサポートを受け、表彰台獲得などの結果に結びつけてきた。結果的には苦しいシーズンではあったが、安藝貴範代表は「得るものもあった」シーズンだったとこの日開催された報告会で振り返った。

 迎える2022年に向けては、報告会に続き発表会も行われ、体制が明らかにされた。チームはメルセデスAMG GT3を使用し、この連携をさらに深めていく。そして、ドライバーはもちろん谷口と片岡のふたりだ。2012年からコンビを組むふたりは、いまや多くを語らずとも通じる間柄。片山右京監督がチームを率い、河野高男エンジニアとRSファインのメンテナンスも変わらない。ヨコハマタイヤ、そしてカーナンバー4も不変だ。

 もちろん、ファン待望の変化もこの日発表された。初音ミクGTプロジェクト公式キャラクターの『初音ミク レーシングVer.(通称:レーシングミク)』の2022年のデザイナーは、『重兵装型女子高生』や『FALSLANDER』のキャラクターデザインや、『MIKUEXPO2016』の初音ミクデザインなどを手掛けるキャラクターデザイナー/イラストレーター、necoさんが務める。

 プロジェクト全体のアートディレクションはキャラクターデザイナーであり、2014年から初音ミクGTプロジェクト・アートディレクションを手掛けるコヤマシゲトさんが引き続き担当し、プロジェクト全体のビジュアルを魅力的に作り上げていく。安藝代表とコヤマさんの間で、2022年に向けては、少しスポーティさを出すデザインを検討。necoさんが選ばれた。

 この日はレーシングミク2022Ver.のキービジュアルが公開されると、ファンからはチーム体制発表とともに大きな歓声が上がった。気になるマシンカラーリングは、2022年1月14〜16日に千葉県の幕張メッセで開催される東京オートサロン2022で発表される。

 そして、チームを華やかに彩るレーシングミクサポーターズは、2013年からチームに在籍し、いまやリーダーとして引っ張る荒井つかささん、そして新たに加わった美桜さん、相沢菜月さんの3人が務める。この日はさっそく新たなコスチュームで登場した。

 体制は変わらないが、逆に言えば“変える必要がない”強力な体制と言える。「我々の目標は“連覇”です。でも連覇のためには、まずチャンピオンを獲らなければいけない。このメンバーも年齢を重ねてきたので、チャンスは少なくなっています」と安藝代表は2022年の必勝を期した。今季もGOODSMILE RACING & Team UKYOは、ライバルにとって警戒すべき存在であるのは間違いないだろう。

GOODSMILE RACING & Team UKYO 2022年スーパーGT参戦体制
エントラント名:GOODSMILE RACING & TeamUKYO
エントラント代表:安藝貴範(株式会社グッドスマイルカンパニー代表取締役社長)
監督:片山右京(Team UKYO代表)
ドライバー:谷口信輝/片岡龍也
レーシングミクサポーターズ:荒井つかさ/美桜/相沢菜月
チーフエンジニア:河野高男
メンテナンス:アールエスファイン
イラストレーター:neco
アートディレクター:コヤマシゲト
マシンデザイン:八塚悠輔 (グッドスマイルカンパニー)

車両データ
カーナンバー:4
車両名:グッドスマイル 初音ミク AMG
参戦車両:メルセデスAMG GT3
タイヤ:ヨコハマ