12月30日、スーパーGT GT300クラスにAudi Team Hitotsuyamaとして参戦してきたHitotsuyama Racingは、ホームページ上に『ご報告』と題したページを掲載した。2021年の活動に感謝を示すとともに、2012年から10年間続けてきたスーパーGTの活動について、2021年シーズンをひとつの区切りとし、参戦を休止すると発表した。

 Audi Team Hitotsuyamaは、一ツ山レーシングとして1990年代からJTC全日本ツーリングカー選手権で活躍。1996年にJGTC全日本GT選手権に参戦を開始した。その後2000年からはマクラーレンF1 GTRでGT500に参戦するなど、さまざまな車種でJGTC/スーパーGTに挑んできた。

 2006年からはジャパン・ル・マン・チャレンジに挑むなど、さまざまなレースへの挑戦を続けてきたが、2011年にスーパー耐久に新設されたばかりのST-XクラスにアウディR8 LMSをいち早く投入。藤井誠暢と都筑晶裕、マイケル・キムが駆りチャンピオンを獲得した。

 そして2012年からは、アウディR8 LMSを2台体制でスーパーGT GT300クラスに投入。2013年からは1台体制に絞り、リチャード・ライアンや藤井、柳田真孝、富田竜一郎といったドライバーを擁し挑戦。またアウディジャパン、アウディスポーツの強力なサポートを受け、クリストファー・ハーゼやステファン・オルテリといったアウディワークスドライバーの参戦も実現した。

 強力な体制から、2016年にはライアン/藤井のコンビがGT3勢の最上位、シリーズ3位を獲得するなど強豪チームのひとつとして活躍。2020年に川端伸太朗と近藤翼のコンビで、2021年も第7戦もてぎで川端と篠原拓朗のコンビで1勝を飾ってきた。また、2019年のスーパーGT×DTM特別交流戦では、長年技術協力を結んでいたWRTとコラボレーション。アウディRS5 DTMを走らせた。

 そんなAudi Team Hitotsuyamaは12月30日、ホームページに「2021年シーズンもHitotsuyama Racingを応援していただき、誠にありがとうございました。皆さまからの応援のおかげで、スーパーGTでは激戦のGT300クラスにおいて2年連続で優勝を遂げることができました」と感謝を綴った。

「また、スーパー耐久シリーズやTCRジャパンシリーズにも参戦したほか、チーム独自で主催するAudi A1 Fun Cupには毎戦多くのドライバーが参加し、モータースポーツを楽しんでいただくことができました」

 そしてその上で、「ここで皆さまにご報告となりますが、2012年から10年間参戦を続けてきたスーパーGTについては、今シーズンをひとつの区切りとして参戦を休止することになりました」とスーパーGT活動を休止することを明かした。

「この10年間、GTA様をはじめ、パートナーであるアウディジャパン様、アウディスポーツGmbH様、グランバレイ株式会社様をはじめとするスポンサー各社様、タイヤメーカー各社様、そして何よりファンの皆さまなど、多くの方々に支えられて参戦できたことに感謝いたします」

 2021年限りでスーパーGTでの活動を休止することになったチームだが、「将来的にスーパーGTへも必ず復帰するつもりでおります」としつつ、「2022年以降も当チームらしいモータースポーツ活動を展開し、コロナ収束を待ち海外レースを含めた新しいチャレンジも計画していきたいと考えております」とレース挑戦を続けて行きたいとする考えを示した。

 スーパーGTでの活動休止は非常に残念だが、今後どういった活動を行っていくのか楽しみなところだ。