1月29〜30日にフロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで決勝レースが行われるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の2022年第1戦デイトナ24時間レース(ロレックス24)のエントリーリストが発表された。今季より新設される『GTDプロ』を含む5つのクラスに、全61台の車両がエントリーしている。

 1月12日に公表されたリストは、厳密には決勝前週に設けられた公式テスト『ロア・ビフォア・ザ・ロレックス』向けのもの。2022年も、このテストウイークの最終日(23日)に予選レースが行われ、翌週に開催される第60回デイトナ24時間レースのスターティンググリッドが決する。

 エントリーリストでは、最高峰DPiクラスに7台、LMP2に10台、LMP3に9台、GTDプロに13台、GTDに22台の車両が記載されている。

 2021年のデイトナウイナーであるウェイン・テイラー・レーシングは、リッキー・テイラー/フィリペ・アルバカーキ/アレクサンダー・ロッシの昨年優勝メンバーに、新たにウィル・スティーブンスを加えたアキュラARX-05で参戦。もうひとりのディフェンディング・ウイナーであるエリオ・カストロネベスは、同じアキュラ陣営内でマイヤー・シャンク・レーシングへと移った。

 この2台のアキュラとDPiクラスを争うのは、5台のキャデラックDPi-V.R勢。すなわち2台へと体制を拡張したチップ・ガナッシ・レーシング(キャデラック・レーシング)、昨年シリーズ王者のアクション・エクスプレス・レーシング(ウェーレン・エンジニアリング・レーシング31号車)と、その姉妹車でアリーがスポンサードする48号車、そしてJDCミラー・モータースポーツからのエントリーだ。

 既報のとおり、日本の小林可夢偉はアリー・キャデラック48号車のドライバーとして、自身3回目のデイトナ制覇へ挑む。

 LMP2クラスの車両はすべてがオレカ07・ギブソンとなる。LMP3クラスは5台のリジェJSP320・ニッサンと、4台のデュケインD08・ニッサンによる争いとなる。

 2021年までLMGTE規格の車両で争われていたGTLMクラスは、今季GT3車両を用いプロドライバーが争うGTDプロクラスへと生まれ変わる。この新クラスには8つのマニュファクチャラーからなる13台のエントリーが集まった。

 アストンマーティン、BMW、シボレー、フェラーリ、ランボルギーニ、レクサス、メルセデスAMG、ポルシェのGT3マシンが、それぞれのファクトリードライバーを中心とする強力なドライバーラインアップにより覇を争う。

 GTDクラスには、シボレーを除くすべてのGTDプロ参戦マニュファクチャラーの車両に加え、アキュラとマクラーレンのGT3車両が出場する。

 これらにより形成された61台のフィールドは、北米スポーツカーシリーズ統合後の近年では、2014年の67台に続く巨大なものとなっている。なお、デイトナ向けにIMSAが発行している特別規則書では、プラクティスへの最大出走台数は61台と記載されている。

「通常、この業界のすべての人にとってのシーズンの始まりであり、非常に多くのインターナショナル・ドライバーとチームの才能が集結するため、レース界は毎年ロレックス24に視線を向けている」とIMSAプレジデントのジョン・ドゥーナンは述べている。

「これは2022年にはさらなる真実となり、過去8年間で最大の車両がデイトナのグリッド上にある」

「これは、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権と世界じゅうのスポーツカーレースが、成長と繁栄を続けていることを示している。記念すべき60回目のロレックス24、そして来るシーズンをとても楽しみにしている」

 2021年と同様、『ロア』テストウイークの最終日である23日には100分間の予選レースが行われる。

 予選レースには各車から2名のドライバーが出場することになっており、今回のエントリーリストではこの予選レース出走ドライバーも明らかとなっている。DPiクラスの48号車キャデラックでは、可夢偉とマイク・ロッケンフェラーが予選レースを担当する。