1月14日、千葉県の幕張メッセで開幕した東京オートサロン2022で、スーパーGT GT300クラスに参戦するaprが、新型トヨタGR86をベースとした『apr GR86 GT』を公開した。2022年、まずはレイズ製ホイールを装着するaprの30号車、そして参戦を表明したSHADE RACINGの使用が発表され、2台のドライバーラインアップなど陣容が明らかにされた。

 2021年春から、その構想が噂されていた新型GR86のGT300規定車両が、いよいよそのベールを脱いだ。1月14日、東京オートサロンのレイズブースで行われた発表会で、ブース中央に置かれた車両のベールが剥がされると、ホワイトのグラマラスなボディをもつ車両が姿を現した。

 この日登壇したaprの金曽裕人代表は、この新型GR86について、2021年4月から多くの風洞実験をはじめ、さまざまな開発が行ってきたという。そして、こだわったのは「これまでは100分の1の精度で進めていましたが、今回は1000分の1の精度を求め、10倍の労力をかけて作りました。ドライバーが操って楽しい、チームのみんなが笑顔で携われるクルマ」と語った。また、市販のGR86の空力性能の高さが好影響を与えているという。

 さらに金曽代表のあいさつに続き、この新型GR86を使用し、レイズ製ホイールを装着し参戦する2台の陣容が紹介された。まずは、aprの30号車。2021年に続き、永井宏明と織戸学がステアリングを握る。タイヤはヨコハマだ。

 そして、これに続き紹介されたのが、2021年12月にGT300参戦が表明されたSHADE RACING。スーパー耐久で活躍してきたチームが、GR86でGT300に臨むことになったが、ドライバーラインアップも新鮮な顔ぶれ。スーパー耐久でSHADE RACINGに携わってきた平中克幸、そして若手の清水英志郎が起用されることになった。清水は2021年に同チームからスーパー耐久を戦ったほか、FIA-F4に参戦してきた。タイヤはダンロップだ。

 新型GR86は、TRD製5.4リッターの2UR-Gエンジンを搭載。ヒューランド製6速シーケンシャルミッションが組み合わされるなどドライブトレーンはGT300規定のGRスープラと同様だが、全長、ホイールベースともGRスープラより長くなっている。また、前後フェンダー後端のフェンスやリヤウイング翼端板には、SDGsの一環として天然繊維素材を使用している。参加条件次第の面もあるが、どんなパフォーマンスをみせるか楽しみなところだ。

GR86 GT300 スペック
車両名:apr GR86 GT
ベース車両:GR86
全長:4550mm
全幅:1950mm
全高:1100mm
車両重量:1100kg以上
ホイールベース:2650mm
トランスミッション:ヒューランド6速シーケンシャル
クラッチ:小倉クラッチ
サスペンション:前後ダブルウィッシュボーン
ホイール:レイズ製F:13J×18インチ/R:13J×18インチ
エンジン:トヨタV8(TRD製2UR-G)
排気量:5.4L