モトクロスのトレーニングで複視を患い、2021年MotoGPの終盤戦を欠場したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は1月16日、ポルトガルのアルガルベ・インターナショナル・サーキットでホンダRC213V-Sを駆り、テストを実施したとチームが17日に発表した。

 マルケスは、2021年10月30日にオフロードバイクでトレーニングを行っていた際に転倒を喫して、軽い脳震盪を起こした。その際に、目の神経の麻痺と物が二重に見える複視が確認され、MotoGP終盤2レースの第17戦アルガルベGP、第18戦バレンシアGPを欠場し、2022年シーズンに向けたMotoGPヘレス公式テストも参加しなかった。

 その後は自宅で療養し、12月22日には定期健診でフィジカルトレーニングは許可された。1月10日には再び診断を受け、視力が改善していることからバイクに乗ることを許され、モトクロスでトレーニングを再開した。

 そして、次のステップとして、1月16日にポルティマオでホンダの市販バイクであるRC213V-Sを駆りサーキット復帰を果たした。

 マルケスは、弟のアレックス・マルケス(LCRホンダ・カストロール)とともに走行を行い、合計65ラップを周回。マルケスは、再びライディングできたことに喜びを感じ、複視に大きな問題はなかったことを報告した。

 2月5〜6日にはマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットでセパンテストが実施されるが、そのテストでMotoGPマシンのRC213Vを駆るために体調を整えていくという。

■マルク・マルケス
「まず、サーキットに戻ってこれたことと、モトクロスで感じた感覚をロードバイクでも確認できたことがとても嬉しい気分だよ。乗っているときは視界に違和感がなかったから、とても気持ちがいい」

「長い間バイクに乗れていなかったから、フィジカル面で少し足りない部分があることに気づいたが、これはいつものプレシーズンを過ごせなかったからだ」

「まだ改善すべき点はあるけど、今回のテストでモトクロスバイクに初めて乗ったときに感じたフィーリングを再確認し、スピードの気持ちよさを味わうことができたことは、ポジティブで基本的な収穫だった」

「ロングランを含む激しいライディングをやり遂げて、結果にとても満足している。セパンでのテスト開始まで2週間あるから、この機会にフィジカル面の準備とバイクのトレーニングを強化したいと思う」