フェラーリによると、FDA(フェラーリドライバーアカデミー)に所属するロシア人ドライバーのロバート・シュワルツマンは、イスラエルのライセンスを保持しており、フェラーリとの関係を継続するという。

 フェラーリは今年の後半に、シュワルツマンにFP1での走行を数回託す予定だが、これはFIAの新たな取り決めに準拠するためだ。今シーズンは、すべてのF1チームが少なくとも2回のプラクティスセッションで、ルーキーを起用しなければならない。

 ロシアのライセンスでレースをしているロシア国籍のドライバーらは、ウクライナでの戦争の影響に苦しんでいる。FIAは、ロシア国籍のチームやドライバーは、今年は中立旗の下でレースをしなければならないとしており、そうしない場合はFIAが認可した国際レースから締め出されることになる。

「まず、ロバートはイスラエル生まれだ」とフェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットはイモラで語った。

「彼はイスラエルのパスポートを持っており、ライセンスについて言えば、彼が所持しているライセンスはロシアのものではない」

「彼はロシア企業および関連の国々との契約を中断することで合意した。そのため、目下彼は我々のテストドライバーであり、その仕事を継続する。今後彼に走行させる機会があれば、我々は彼にそうさせるだろう」

 イスラエル生まれのシュワルツマンは、2017年にFDAに加入した。シュワルツマンは、昨年のFIA-F2選手権をオスカー・ピアストリについで2位でフィニッシュしたが、今シーズンはレースには参加していない。

 シュワルツマンは過去に、フィオラノでのプライベートテストや、2020年末にヤス・マリーナで行われた若手ドライバーテストなど、フェラーリで旧仕様のF1マシンを何度かドライブしている。