今年FIA F1レースディレクターに就任したニールス・ヴィティヒとエドゥアルド・フレイタスのふたりともが、COVID-19の検査で陽性であることが判明したと、『Sky Sports News』や『RacingNews365.com』など複数のメディアが伝えている。

 昨年までF1レースディレクターを務めたマイケル・マシが、アブダビGPでレギュレーションに反する行動をとったことがタイトルの行方に影響、これが問題視された後、FIAは新たなレースディレクターをふたり指名し、ひとつの役割をシェアさせることを決めた。

 しかしF1第5戦マイアミGPまで約10日の時点で、COVID-19の定期検査でふたりともが陽性結果を受け取ったとみられている。

 FIAは現時点でこの件について発表を行っていない。しかし『RacingNews365.com』は、FIA上層部のある人物がヴィティヒが検査で陽性だったと述べたと報道。『Sky Sports News』のレポーター、クレイグ・スレーターは、ふたりとも陽性であるという情報を「上級職に就く人物」から得たと述べている。ただ、FIAは「この報道には根拠がない」「イベントの運営に関連する場合のみ、スタッフの医療情報を開示する」とコメントしたということだ。

『Sky Sports News』のスレーターは、レースディレクターたちがマイアミGPのためにアメリカ入りする前に陰性結果を得られる可能性はあるが、そうでない場合、誰が代役を務めるのか定かではないと語った。

「今シーズン、レースディレクターとして任命されたのはこのふたりのみだ」とスレーターは語った。

「この役割は極めて特殊で専門的なものであり、彼らの代わりを見つけるのは簡単なことではない」
「私の理解では、現時点では代理として指名される候補はいない」

 今年、シニアアドバイザーとしてF1の現場に戻り、レースディレクターのサポートを行っているベテラン、ハービー・ブラッシュが代理候補としてうわさされている一方で、昨年のレースディレクター、マイケル・マシが呼び戻される可能性はなさそうだ。

「マイケル・マシは現実的な代役ではない。彼は今オーストラリアにいて、代役を務める可能性はないと思われる」とスレーターは伝えている。

 ブラッシュとともにうわさに上っているのは、マイアミで副レースディレクターを務めることが決まっているコリン・ヘイウッド、DTMレースディレクターのスコット・エルキンスらだ。

 初のF1マイアミGPは、5月6〜8日に開催される。